閉店)SALON1950|歴史は続く、どこまでも/the 237th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”237日目です。1年半ほど前に閉店した老舗洋食店の銀座キャンドル。名前を変えて移転営業しているとの情報をキャッチし、早速ランチでお伺いしてみました!
職場がキャンドルさんがあった場所に近いため、今でもたまに「キャンドルって何処でした?」と聞かれることがあります。閉店したんですよと告げた時の、残念そうな表情、または驚きで、こちらも辛い気分になっていたのですが、移転されていたんですね。
場所はコリドー街の合同(オエノン)ビルの地下1階。
看板も何もありませんが、突き進みます。それらしき入り口を開けると、左右の壁には著名人のサインが飾られています。間違いありませんね。さらにガラスのドアを開けると、不思議な空間が。
なんとワインセラーの中にお店があるのです。ちょっと他にない素敵な雰囲気!オープンキッチンで、客席は大きな一枚テーブル、ここにいる人全てが何かを共有している感覚ですね。BGMはクラシックで、料理を待っている間に何もしていなくても、そこにただ座っているだけで退屈しないのが不思議です。
お店はキャンドルにいらっしゃったシェフと、ホールの方,お2人で切り盛りされているそうです。夜は事前予約必須の¥10,000コースのみですが、昼はカルトでオーダー可能。記載は税抜き価格です。
まずはドリンクをオーダー。
“アラン・ミリア ブルーベリー ネクター 330ml” ¥2,500
興味本位でお願いしたフランスの高級ジュースでしたが、これは美味しい。まず、グラスに注ぐ時の粘性の高さに驚き、飲んでみるとブルーベリーの甘酸っぱさが口の中に充満いたします。 ブルーベリーを本当に食べているような、高級なワインを飲んでいるような錯覚に陥るスペシャルドリンクでした。
そして絶対外せないコチラ!
“チキンバスケット” ¥1,600
キターッ!ナイフとフォークもありますが、熱々で火傷しそうですが、もう手づかみでいっちゃいました。久々のキャンドルのフライドチキン!感動です!
サクサクの衣に、ジューシーで甘味のある美味しいお肉。美味し過ぎ。手羽元にササミの部分も入っておりました。「皆様、ここにありましたよ!まだ食べられますよー!」と心の中で叫びながらいただきました。大満足です。
味付けなどは今までと全く変えていないそうですが、前回よりずっと美味しい気がいたします。チキン以外にポテトコロッケ、ポテトフライ付き。 本来トーストも付くのですが、別の料理も頼んだので無しにしてもらいました。
“和牛ハンバーグ” ¥3,900
未経産の雌の黒毛和牛にコクを出すため少しだけ黒豚のお肉を混ぜているそうです。 丸々分厚い貫禄のあるハンバーグの重量は240gほど。大きい。十分に味が付いており、そのままでもとても美味しく、上質感たっぷり。
デミグラスソース、数種類のお塩などでいただくのですが、一番美味しかったのは胡椒。 ハンバーグの横にチョコンと添えてあるのが手積みの胡椒。 こちらを一粒手にとり、実を奥歯で噛むと胡椒の刺激が口の中に広がります。その余韻でハンバーグをいただきます。こんなハンバーグの食べ方初めてです。胡椒って美味しいんですね。
定番のグラタン、ハンバーグなど以前より値段は上がっていますが、食材は明らかにグレードが高くなっており、空間も素晴らしい。 本当に移転していてくれて嬉しいです。これで場所を尋ねられても堂々と答えられて一安心。 夜のコースはドリンクも付いて断然お得ということですので、またお伺いしてみます。 ごちそうさまでした!
“SALON1950”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。お立ち寄りの際は是非トリプル銀座にもお立ち寄りくださいませ。