銀座 寿こう|心の底からの寿こう最高!/the 384th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」384日目、前回に引き続き和食の新店、銀座5丁目、西五番街沿い「西五番街ビル」の6階に8月オープンした「寿こう」にランチ訪問いたしました。

銀座2丁目にある和食の名店「座屋」から独立された中野大将のお店です。ランチは¥5,000、¥8,000の2種、本日は・ランチおまかせコース ¥8,000(サ別10%, w/o tax)をお願いしました。 元はおでん屋とは思えない綺麗で上質感のある店内。

BGM無し、銀座の喧騒も全く聞こえず静謐です。一直線のカウンター7席に個室2部屋もあるそうです。まずはこちらから。

・ゴマ豆腐の陶板焼き

炭焼きして最終的に熱々の陶板へオン。醤油をかけると陶板で熱され鼻腔にメガヒットで空腹感マックスです。外はカリカリ、中はフワッとゴマの香りもしっかりして絶品!期待が高まります。

・アワビとイチジクの天ぷら

好物のイチジクは実山椒ソース、面白い組み合わせですが甘味と辛味のバランス、とても良く合っていました。アワビは肝ソースで間違いなしの美味。

・真鯛、ウニ

食感のプリプリした淡路の真鯛の刺身。からすみ塩と海苔醤油でいただくのですが、この薬味が優しいお味でとても良く、ウニと海苔醤油の合わせが最高。海苔醤油は酒のアテにも最高です。

続いて以前のお店からの名物登場。

目の前で藁焼きする様子を見られるようになっており、燃え盛る炎が迫力満点。

・カツオの藁焼き

煎り酒醤油をたっぷり付けていただきます。はい美味しいに決まっています。ここがマックスかと思いきや勢いは全く衰えず!

・ハモとマツタケの小鍋

まだ出始めのせいか、そこまで強烈な香りはありませんが松茸とハモは仲良しです。 ハモは技術の差が出やすいと思いますが、流石の仕上げ。ボリュームもたっぷり滋味な出汁もとても美味しいです。

・サンマの炭焼き

ここで念願のサンマの塩焼き!サンマは何度かいただきましたが、塩焼きは初! 大根おろし醤油をたっぷり付けてサンマが爆裂。日本人の魂をゆさぶる秋最高クラスの口福感です。カリカリの骨も美味しい。途中でスダチ皮を振りかけさっぱり味変。素晴らしい!

・毛ガニの茶碗蒸し

上にはカニ味噌餡、中はぎっしりの毛ガニの身、凄っ。シャキシャキとした長芋が食感のアクセント。

・白アマダイとマツタケの椀

この値段でこの内容、大丈夫!?っと心配になっていまいました。アマダイの火入れも完璧、最っ高!!

最後は貴重な奥戸さんで炊き上げる土鍋ご飯。

これが「寿こう」のスペシャリテということで最後までワクワクです。やや固めの炊き具合で蓋を開けた時に広がる香りが素晴らしい。お米は「にこまる」と「ヒノヒカリ」の掛け合わせだそうです。

まずはそのまま・白飯

個人的にはもうちょっと水分多めの方が好きかもと思いましたが、今後の展開で理由が判明。

続いて宮崎の卵を使った・卵ご飯

このビジュアル!今まで食べた中で一番美味しい卵ご飯かも。絶品!

さらに鹿児島の鰹節を使った・おかかご飯

香りがもう、ズバリ「銀座のねこまんま」。毎日食べられるなら猫となって生きるのもよいかもしれません。

最後は大きなお焦げを沢山いただき大満足!

デザートはシナモンたっぷり濃厚・カボチャのプリンで締め。

オープン仕立て、しかもご紹介でお伺いしたのでサービスもあったと思いますが、昼から凄かった。好物連発で完全にはまってしまいました。料理だけ見るとパワースタイルのようですが、繊細さも十分。座屋は高知県の食材をメインに扱うお店でしたので、その縛りからも解放された大将、恐るべし。技術の高さはもちろん、料理や動作から探究心、研究心の強さがひしひしと伝わってきました。

一見クールな大将の意外なユーモアも炸裂、沢山笑わせてもらいました。サービスの方は以前も一緒に仕事されていた方、若い料理人の方も初々しくお店の雰囲気、サービスも素晴らしく、とても楽しい2時間でした。 奥戸さんや炭の使い方に馴染んでくると、絶対もっと美味しくなるはず。寿こう最高!!またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

「寿こう」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。


馳創 吼龍|素敵な空気感の中、優しい吼龍/the 383th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」383日目、本日は9月3日に銀座5丁目、歌舞伎座近くにオープンした和食店「馳創 吼龍」にランチ訪問いたしました。

1階に和食の名店「井雪」が入っているビルの5階。ビルも新築ですから全体的に綺麗です。そして和食店らしい清涼感、モダンな茶室のような雰囲気を感じる店内。

カウンター5席に個室もいくつかあるようです。 ランチは基本的に¥4,800(w/o tax)のコースのみですので、そちらをお願いしました。まずはこちらから。

・丸ナス、毛ガニ、ツルムラサキ

上にはさっぱりとしたジュレがかかり、ナスも一手間加えて美味しく仕上げられています。 9月9日は重陽(菊)の節句ですので、季節感が素敵な前菜。

・焼きゴマ豆腐

以前お勤めの和食店の時からの名物で、お客様からのリクエストも非常に多いそうです。 外はさっくり、中はとろりとまるで白子のような食感。豆腐自体のゴマ味は弱いので、ゴマだれで補完。好物の銀杏がほくほくで嬉しいです。

・ハモ、冬瓜、オクラのお椀

出汁は定番の昆布とカツオ節ですが、メジマグロ節を加えて甘みを出しています。大将はすっきり仕上げとおっしゃっていましたが、奥行きのあり、飲みごたえのあるお出汁との印象でした。美味。

・カツオのタタキ

量感も良い宮城産の戻り鰹。程よく脂も乗っており日本酒が欲しくなります。

・タチウオ炭焼き

口直しのリンゴのガリがユニーク。

・ホタテ、イチジクの炊き合わせ

上には甘長唐辛子、白い粉は片栗粉、ではなく生姜オイルと塩を合わせたものだそうで、濃い味を想像したのですが、さり気ない風味。甘みのある素材との相性抜群です。

今までの内容と価格から白ご飯かと思ったのですが、炊き込み御飯!

しかも好物のサンマ!!

・サンマとゴボウの炊き込み御飯、お新香、トマトとミョウガの味噌汁

アサツキもたっぷり、何も言うことのない美味しさです。2合全部食べられたのですが、残ったらお握りにしていただけると聞いて、そうしていただきました。また別の美味しさを期待できそうです。 そしてちょっと変わったトマトの味噌汁、キューちゃん始めお新香も美味しく。

デザートは・酒粕プリン

苦味のないカラメルで上品な甘さに仕上げてあります。酒粕アイスも美味しいですが、プリンも良いですね。これで終了かと思ったらデザートもう1品。

さっきから炭で焼いていた小さく丸いものは・月見団子でした。

もちもち感はありませんが、絹ごし豆腐をブレンドしてさっぱりと、小豆もごく甘さ控えめで、最後に食べても重くならないように優しい仕上げです。

どの料理も気の利いた一手間が加えられており、確かな技術を感じます。店名は「馳創吼龍」と厳しいですが、色々優しい和食店。この品数品質でこの値段ですからランチのコストパフォーマンスは非常に良いですね。和やかで笑顔の素敵な高木大将始めスタッフの方々皆様非常に雰囲気が良く、サービスも完璧、チームワークの良さを感じました。味はもちろんですが、料理をいただく環境もとても大事です。

夕飯代わりにお握りをいただきましたが、サンマの香りと脂が良くご飯に沁みており、冷えていても大変美味しくいただけました!

コンビニで発売されたら大評判になること間違いなしです。またお伺いいたします。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

「馳創 吼龍」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。


銀座 鮨 み富|変わりゆく 鮨の観念/the 380th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」380日目、本日は7月30日に銀座5丁目、三原通り沿いにオープンした鮨店「銀座 鮨 み富」にお伺いいたしました。

1階は以前ブログでご紹介させていただいた「のと半島 時代屋」です。1本西側のあずま通りの老舗鮨店「新富寿し(現在休業中)」で22年働かれていた三橋克典氏が大将を勤めています。 本日は一番お手頃な・ランチ握り ¥3,000(w/o tax)をお願いしました。

・赤身漬け

シャリは小ぶり、米酢の柔らかな握りです。タネとのバランスは良い感じで、酢と塩が効いた鮨は夏バテ防止にも最適ですね。ちなみにガリは目の前の陶器の入れ物に入っておりセルフでいただけます。

・タイ

・シンコ2枚付

酢で〆る仕事はさすがです。美味しいです。

・シマアジ

この時期脂が乗って美味しいシマアジ。

・煮タコ

いわゆる桜煮も江戸前ならではの仕事です。

・イクラ

・アナゴ

・タマゴ

・かんぴょう巻き

ここまでがランチコース。以下は追加でいただきました。

・アジ

・アジ酢〆

アジはそのままでも十分美味しいですが、酢で〆るとまた別物。今日一番!

・イシガキガイ

イシガキガイは岩手県で養殖されているトリガイに似た貝です。食感良くさっぱり。残念ながら天然物は2011年の震災で全て流されてしまったそうです。

・イワシ

これくらい食べるとお腹も心も大満足です。追加で4貫頼んでトータル5,000円程、このお値段はやはり良心的に感じます。

そして新富寿しと同様、通しで営業されています。銀座で通し営業されている鮨屋を寿司幸本店くらいしか私は知りません(チェーン店除く)。鮨の観念、食べ方が当時と変わってきているなかで、少ない人数で、なかなか根性のいるスタイルだと思います。

受け継がれ、発展して行く江戸前鮨。今後のアップデートにも期待です。 またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

「銀座 鮨 み富」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。


銀座 蓮|神楽坂から移転した和食の名店、繋がり紡ぐ料理の心/the 374th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」374日目、本日は神楽坂から移転した和食店「銀座 蓮」にお伺いしました。神楽坂の名店「石かわ」「虎白」(共にミシュラン3つ星)に次ぐ石かわ系列、3店舗目が「蓮」(ミシュラン2つ星)です。

場所は銀座6丁目、コリドー街近くの雑居ビルの地下1階。外に看板は無し。

ここは大将の三科氏の最初の師匠である勝又氏のお店「梧洋」があった場所。詳細はわかりませんが、急遽引き継いだ大将の心持ちとは幾許でしょうか。以前のお店と内装はほぼ同じ、エントランスの水槽の金魚たちも元気いっぱいで一安心です。

移転にもかかわらず「蓮」という店名とインテアリアとの調和が素晴らしいのは、やはり師弟ゆえでしょうか。カウンター7席と個室2部屋、奇数席のカウンターはお一人様OKの印です。まずはこちらから。

・蒸しアワビ

まずは店名の蓮を使った一品。3時間かけて旨味を凝縮させたアワビ。シンプルに肝ソースが絶品です。下には芋茎が隠れていました。

・アユのかき揚げ

塩焼き以外の鮎も良いですね。噛んだ時のザクッという美味しい音が心地良く、苦味もしっかり。

・アマダイ、冬瓜、クチコ

昆布をベースに軽くカツオを効かせた透明感のあるお出汁、しっかり奥行きも感じられ美味! これほど軽やかで滋味な出汁は久しぶり。今日一番の料理でした。

・フッコ、イセエビ

フッコはスズキの若魚。お刺身も軽やかに仕上げてありますね。イセエビは甘みたっぷり。

・焼きハモ

目の前に置かれた火鉢で炭火焼き。焼くのが難しそうなハモですが、上手な仕上げ。薬味は珍しいカラシと玉ねぎ醤油。

・レンコン餅

先ほどの玉ねぎ醤油で食べると良い感じ。ほっこりする料理も良いですね。

・スッポン炭焼き

骨つき。鶏肉のような食感に旨味たっぷり。間違いのない美味しさです。

・ウニ、ジュンサイ、キャビア

・毛ガニ、賀茂ナス

トロト〜ロの甘〜いおナス、コクのある蟹とのバランス良好。こちらのお出汁も美味です。

そして楽しみなご飯はシンプルな白飯です。

・土鍋ご飯、ウナギ、赤出汁、お新香

粒の大きい魚沼産コシヒカリ、お一人様でも二合炊き。こちらでは基本的に白飯を出されるそうです。好物のウナギは焼いて炊かれたトロトロタイプで美味しい。

そして余裕があるようでしたらとお勧めされたのが大好物のカレーライス! もちろんご飯もカレーも大盛りで。

リンゴにバナナ、香味野菜と色んなお肉で仕上げた和食店らしい辛味の薄い、大変に柔和なカレーでした。美味し。 水気を残した炊き方も好みで、その後もご飯をモリモリ食べていたら、おともにフッコの南蛮漬け、ハモ卵を出していただき、美味しく完食です。

最後は・水ようかん、イチジク、ラム酒のジュレをいただきお腹もいっぱいです。

神楽坂から毎日自転車通勤という三科大将、大らかなお人柄、ホスピタリティ共に素晴らしく、リラックスした心持ちで料理をいただけるのが良いですね。今後銀座でどうのように発展洗練されていくのかが非常に楽しみです。

他の料理人の方々もお若いのですが、皆様120%のスマイルで大変素敵でした! 美しい人と人との繋がり。美味しい料理いただきました。合掌。 またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。