夜盲でお悩みだったお客様からのお手紙

2年ほど前、網膜色素変性症のため、夜になると見えにくい(夜盲)ということで、当店でメガネを作っていただいたY様からお手紙をいただきました。

「メガネ、毎日愛用させていただいております。

屋外では、眩しさを軽減し、コントラストが出るためか、ちょっとした段もわかりやすくなりました。以前は夕方すら見え方がきつかったのですが、メガネをかけると歩道と車道の段も確認できているのに驚きました。

また、外から屋内に入ると明るさが戻るまで、かなり時間がかかっていたのも、それが気にならなくなるほど楽になりました。暗めの店内に入った時も、すぐにテーブルの端が見えます。メガネを外してみると、やはり見えないので、とても驚きました。

私の普段の生活には、たくさん危険も伴いますが、私の行動に積極性まで与えてもらっていると思っています。たまにコンサートに、現在見頃の臘梅を見に出かけたり、県外に一人で行くこともあります。ですから、トリプルさんのメガネは無くてはならない強い味方となっています。

本当に感謝です。ありがとうございました。」

こういったお声を糧に、多くの方に喜んでいただけるように日々努力して参ります。Y様、素敵なお手紙ありがとうございます!

Y様にメガネを作製していただいた時のブログ記事はこちらです。

“網膜色素変性症の方にも効果有り” 嬉しいお話 vol.10

こんにちは、トリプルです。

当店の検眼で、作製したメガネ、網膜色素変性症の方にも良い効果が有りました。

Yokemura様は、網膜色素変性症のため視力が出にくく、眩しさを感じやすく、

暗くなると物が見えにくくなります。

少しでも見えやすくなればということでご来店頂きました。

実際、試行錯誤してメガネをお作りして、効果が出るかどうか不安もあったのですが、

メガネをお渡しして1ヶ月後、嬉しいお手紙を頂きした。

内容は以下です。

「薄い黄色のレンズのメガネ、遮光メガネ、トリプルさんのメガネと3つを掛け比べると、

見え方の違いを感じます。トリプルさんのメガネは色が入っていないのに昼夜共に快適です。

夜のライトや、信号機の色も鮮やかに見えます。メガネを使い分けずに済むようになり、

大変嬉しく、愛用させて頂いております。」

視力が出にくい方は、色が入っていると確かに眩しさは抑えられるのですが、

目に入ってくる光の量は減るので、物が見えにくくなります。

色が入っていなくても、眩しさを抑えられるメガネ。不思議です。

Ms.Yokemura met “LUCKY STAR LSC028L col*Red”.

メガネもとても素敵。

お手紙ありがとうございました。

網膜色素変性症とは
光を感知する網膜の中の色素上皮に異常な色素が沈着し、光の 明るさを感じとる杆体[かんたい]細胞が障害を受ける病気です。

夜盲[とりめ]、視野の 狭窄とともに視力低下が進行します。夜盲の後には徐々に視野狭窄を示します。
(外を歩いていると急に視界に人が飛び込んでくる、人混みで人によくぶつかる、落としたものを探すのに時間がかかる、など)

網膜の中心にある黄斑部に病変が及ぶまでには、長い期間を有するため、末期まで視力が維持されることが多いようです。一般的には進行は極めて緩徐。