江戸中華 よし町|「銀座 やまの辺」の姉妹店はランチがお得/the 684th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」684日目です。本日は2022年12月にオープンした中華料理店「江戸中華 よし町(よしちょう)」にお伺いしました。最近、中華料理ばかりで恐れ入ります。

場所は銀座8丁目、外堀通りの1本東側の通り添い、「ラペ2ビル」の1階。
江戸中華 よし町
ミシュランガイド1つ星の高級中華料理店「銀座 やまの辺」の姉妹店。オープンキッチンのこぢんまりとした店内はカウンター3席、やや狭めですがテーブル席も5卓。キャッシュレス決済のみです。

アラカルトのみでしたが、8月から平日限定でお得なランチメニューもスタート、本日は・8丁目麻婆豆腐セット ¥1,500 をお願いしました。

・よだれ鶏
よだれ鶏
ミニコースのような感じで料理が運ばれてきます。ごく柔らかな鶏肉に旨味のあるラー油ソース。

・よし町の豚肉シューマイ
よし町の豚肉シューマイ
小さめですが、豚肉の味わい十分。先ほどのよだれ鶏のソースを付けても美味しいです。

・蒸しスープ
蒸しスープ
澄んではいますが、とろりとした質感で味わい深し。

メインの麻婆豆腐は土鍋に入ってグツグツで登場。
麻婆豆腐
卓上の特製ラー油、青山椒で辛味の調整も可能ですが、そのままでも熱々な上に辛さもしっかり痺れるお味。食べていると汗がじんわり、ご飯に乗せてもばっちりです。まだまだ残暑厳しい折り、熱くて辛い料理は元気が出ます。

別の日にアラカルトでもいただきました。

・八宝菜 ¥1,980
八宝菜
量は想像したより少なめ、海老、イカ、キクラゲ、白菜、ヤングコーンなど定番の具材。流石に素材も上質、スープも上品です。

・ラム肉焼売トマトバジルのせ ¥280、サーモン焼売 ¥380
ラム肉焼売トマトバジルのせ、サーモン焼売
珍しいサーモン焼売は、黄色い見た目が可愛らしく上に塩レモン、どちらもモダンな仕上げですが、ちゃんと美味しい。

・カラスミ炒飯(ハーフ) ¥1,600
カラスミ炒飯(ハーフ)
具が卵のみの超シンプルなチャーハンの上に、その場でカラスミをたっぷり掛けていただけます。カラスミ独特の香りが際立ちますね。

アラカルトで頼むと割高感はありますが、美味しい中華料理をいただけるお店、ランチはかなりお得です。またお伺いさせていただきます。ごちそうさまでした!

「江戸中華 よし町」について詳しくはインスタグラムをご覧下さい。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

南天玉(ナンテンユー) 銀座店|リーズナブルにボリュームのあるランチが楽しめる中華料理店/the 683th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」683日目、本日は2023年8月に八重洲から銀座1丁目に移転オープンした中華料理店「南天玉(ナンテンユー) 銀座店」にお伺いしました。

場所は銀座1丁目、中央通り付近「銀座プルミエビル」の地下1階。インド料理の名店「アーンドラ ダイニング」が2階に入っているビルです。
南天玉(ナンテンユー) 銀座店
店内は想像するより広々、ランチタイムに満席になることはなさそうな席数です。ランチメニューは中華そば、チャーハン、麻婆豆腐、日替わりランチなど、種類は多くありませんが¥850からとリーズナブル。

・回鍋肉(ホイコーロウ)¥950、半チャーハン ¥450
回鍋肉(ホイコーロウ)、半チャーハン
冷奴、卵スープ、テーブルに置いてあるザーサイは食べ放題です。中華料理の定番ですが、あまり頼まないホイコーロー、ボリュームが凄い。

具はシンプルにほぼ豚肉とキャベツ。
回鍋肉
甘辛い味付けでご飯(チャーハン)が進みます。チャーハンと合わせてお腹がいっぱいです。別の日に、別のメニューもいただきました。

・エビチリ、麻婆豆腐セット ¥1,300
エビチリ、麻婆豆腐セット
こちらもけっこうなボリューム感。ご飯の量も多い。

甘さの強いソースにプリプリした海老。
エビチリ
味は濃いめですが、安心できるお味です。

麻婆豆腐はご飯に乗せて。
麻婆豆腐
こちらも味付けは濃いめですが、辛さはそれほどでもありません。価格もリーズナブルでボリュームたっぷり、沢山食べる方にはとても嬉しい中華料理ランチでした。またお伺いさせていただきます。ごちそうさまでした!

「南天玉(ナンテンユー) 銀座店」について詳しくは「ホットペッパー」をご覧下さい。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

GINZA沁馥園(シンフウエン)|創心中華の花が咲く/the 409th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」409日目、本日は中華料理「GINZA沁馥園(シンフウエン)」にお伺いしました。「創新中華」と銘打って新感覚のイノベーティブな中国料理を提供するお店です。

場所は銀座6丁目、外堀通り沿い。

トリプル銀座の斜め前「銀座みゆき館ビル」の6階です。

店内は程よく高級感があり落ち着いています。ビシッとスーツ姿のサービスの方も非常に丁寧で、心地良い時間を過ごせます。お店のウェブサイトには銀座高級中華料理店と記載されていますが、平日ランチは意外にリーズナブル。本日は・若鶏とカシューナッツ炒めセット ¥1,300 をお願いしました。

まずは美味しいゴマドレッシングのかかった・中華サラダ

香草のエスニックな香り、タコが入っているのが良い感じです。

追加注文の点心・キノコ春巻、海鮮春巻 ¥240、¥300

薬味の老干媽(ラオガンマー)風味豆豉油辣椒(黒豆と唐獅子)が辛さもマイルドで病みつきになりそうです。ご飯に乗せても最高。

外ザクザク、中はプリプリフワフワの完璧な揚げ具合。

中身も外見も美味しいです。

・白キクラゲと鶏の蒸しスープ

食感の良いキクラゲ、さっぱりとした中にも地味深い美味しいスープです。下にピーナッツが入っていました。

・若鶏とカシューナッツ炒め(ライス付)

キュウリ、パプリカ、たっぷりのタケノコが入った風味豊かな一皿。薄味ですが、素材の旨味も感じられます。 トロトロ系のものはご飯に乗せて食べたくなるもの。密かに試みる若鶏カシューナッツ餡掛け丼、最高です。

・亀ゼリー(亀苓膏 キレイコウ)

デザートもちゃんとしています。亀の甲羅エキスの入った亀ゼリー。亀というと少し慄いてしまいますが、はちみつ味の寒天で普通に美味しい。美容にも良いのだとか。

とても充実した料理構成です。サービスもお手軽ランチにもかかわらず非常に丁寧なのが素晴らしいです。ディナーはもっと創作的な内容なのかもしれませんね。ごちそうさまでした!

「GINZA沁馥園(シンフウエン)」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

別の日にいただいた「陳麻婆豆腐」、見た目は凄く辛そうですが、それほど辛くありません。優しいスパイス感で美味。麻婆豆腐が美味しいお店は他の料理も間違いないですね。 ちなみによく麻婆豆腐の前に付けられる「陳」は建一さんのことではなく、150年ほど前のお婆さん(陳麻婆)の名前です。

GINZA JOTAKI|感動を呼ぶ至高の情熱中華/the 360th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」360日目、本日は中華です。数年前から岐阜県から「フルタ」「チウネ」、滋賀県から「銀座しのはら」、兵庫県から「銀座 盡」など地方の人気店が銀座に移転されるケースが増えており、どのお店も予約が取りにくい人気店となっていますが、今回は佐賀から!

2018年2月15日オープン、福岡・佐賀版ミシュランで1つ星を獲得した上瀧シェフの中華料理店「GINZA JOTAKI ギンザジョウタキ」さんにお伺いしました。

場所は銀座6丁目、外堀通り沿い美術館ビルの3階。

2階は以前ブログにてご紹介いただいた中華料理店「新広東菜 嘉禅」です。

昼夜共に同じメニューで¥30,000から。本日は一番リーズナブルなコース・寿宴 ¥30,000(サ別10%)を事前に予約してランチにお伺いいたしました。

落ち着いた照明のシックな店内は直線のカウンター10席のみ。

調理器具もほとんど置かれておらず、鮨店のように美しく洗練された印象です。奥に長方形の鏡が見えますが、面白い仕掛けになっていました。上瀧シェフの挨拶がありこちらからスタート。

・フランス産キャビアの冷静チャイナパスタ クリーム仕立て

いきなり意表をつかれる洋風ビジュアルですが、いただいてみるとしっかり中華料理。 生クリームとミックスされた上湯が力強く素晴らしい味わい。湧き上がるワクワク。

・気仙沼産勝鮫の頂湯蒸しスープ もやし、金華ハム添え

こちらも絶品。気仙沼のフカヒレは以前にもいただいたことがあるのですが、これ、本当美味しい。

・気仙沼産吉切鮫の最上級フカヒレ姿煮込み 干し鮑と共に

フカヒレ連発!先ほどとは種類の違うもので、激烈に美味しい! シルキーな食感に加え、旨味も凄い。感動の一皿でした。

・78℃で4時間真空調理した天然黒鮑 風味豊かな肝バター

シェフが考案したという絶妙な黄金温度で調理された鮑は、柔らかさと旨味のバランスが素敵。

・天然伊勢海老の蒸し物 香港スタイル

先ほどまで生きていた伊勢海老。新鮮でプリップリです。 これはネギとニンジンのソースだったか、素材も美味しいのですが、先ほどからソースが絶品!

・天然アコウアラの中国式お造りと四川スパイス揚げ

オレンジの水玉模様が可愛い高級魚のキジハタ(サイズも大きい!)も目の前で調理。 刺身は2日間熟成で旨みたっぷり。

先ほど捌いたものは自家製ラー油を使った揚げ物に。

四川風のシャープな辛味の中で魚の甘味が際立ちます。スペシャリテというだけあり絶品!

・中国料理の技法を使って再構築した松坂牛のロッシーニ

メインはフレンチと組み合わせたユニークな一皿。 さっぱりとした柔らかいイチボを使い、時代が証明する完璧なコンビネーション。付け合わせの黄身、マッシュポテトも効いています。


豆板醤などを使った寛容なコク深ソースの包容力も素晴らく、しっかり中華料理として仕上げています。

・天然伊勢海老と鹿児島産朝掘りタケノコの中国伝統おこげ 野山椒の旨味餡

これがまた凄かった! 今まで食べてきた「おこげ」はいったい何だったんでしょうか。。。 本来は大変な手間のかかる料理だそうです。とにかく美味し過ぎ。

・本場四川式 陳麻婆豆腐、スープ付き

ベーシックに仕上げて麻婆豆腐は豆豉、行者ニンニクなどの季節の香味野菜を使い、食感良く、そして香り良く仕上げています。

ご飯は佐賀県産さがびより。

ご飯も美味しく、お米が美味しい日本ならではの美味。ご飯はお代わりできるのも嬉しいですね。

・紅白燕の巣のシロップ煮、杏仁豆腐、ジャスミン茶のクレームブリュレ

見た目シンプルな杏仁豆腐にしても味は最高レベル。

燕の巣はココナツスープを掛けて仕上げ。

超絶的に希少な赤燕の巣を加えて。昇天。

・小菓子

カシューナッツのシュー、チョコ、メレンゲ、紹興酒のトリュフチョコ。 最後は美味しい・鉄観音茶をいただきゆっくりとさせていただきました。

まさに怒涛の旨みが押し寄せる料理の数々に幸せいっぱい。素材とクオリティーを考えるとコスパが良く思えるほど。モダンな皿もありますが、ベースは一貫した伝統的な中華料理の確かな技術。使用する素材は日本の天然物、ほぼ自家製の調味料、それに各地方の中華料理の素晴らしい技術がプラスされた旨みの力強さ、奥深さが感動を生みだします。

この料理はきっと中国人シェフには作れない。日本人シェフが作り出す最高レベルの中華料理という印象です。そして素晴らしいのが後味、食後感の良さ。沢山食べましたが、体への負担は全くないのが驚愕。お茶をいただくころには口に残る辛さも完全に消えていました。凄過ぎる。

ちなみにオーナーの上瀧シェフはぱっと見全然シェフっぽくなく(失礼!)、非常に柔和で落ち着いた雰囲気、まだ30代というから驚きです。

しかし一旦中華鍋を持つと不動明王のよう気迫溢れる表情に一変。

背中には焔が見えるようで、思わずギャップ萌え。銀座に来ていただいて本当にありがとうございます!

サービスもサポートのシェフも佐賀からいらっしゃったそうで、コンビネーションも抜群でした。 またお伺いたします。ごちそうさまでした!

「GINZA JOTAKI」さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。