八月納涼歌舞伎を見に行ってきました!

初めて歌舞伎を見に行ってきました!「八月納涼歌舞伎」、三部に分けて一日中歌舞伎を楽しめる興行です。
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歌舞伎といえば、敷居が高く、言葉も何を言っているのか全然わからない。というイメージでしたが、全然違いました!

実際見たのは第三部の「芋掘長者」「祇園恋づくし」。両方とも喜劇で、腹を抱えて笑わせていただきました!
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あらすじはこんな感じです。

まず芋掘長者。緑御前の婿選びの舞の会が催されることを知った芋掘りの藤五郎。緑御前に恋をしているのですが藤五郎は舞ができません。そこで、舞上手の友達の治六郎が面をつけて、藤五郎のふりをして見事な踊りを披露します。感心した緑御前から、面をとって踊るよう所望され…。

というのがおおまかな粗筋。緑御前の優雅な舞、能や狂言をモチーフとした踊り、芋掘踊りなど、とにかく色々な踊りが登場し、見ている方まで踊りたくなる楽しい舞台でした。少しわかりずらい台詞もありますが、イヤホンガイドの助けもあり、大体理解できました。

次に祇園恋づくし。こちらは少し長めのお話。祇園祭でからみあう意地と粋と恋 。様々な人の恋と勘違いが物語と笑いを生みます。祇園祭を背景に、京と江戸の意地の張り合い、恋愛模様を明るく描いた作品でした。

元ネタは落語のようで、こちらはさらに親しみやすいお話。台詞もほぼ現代語に近く、軽快なテンポで進んでいきます。小さい頃から馴染みのある「吉本新喜劇」のような親近感をいただかせてくれました。くるくると変わる舞台背景も見所です。

2つのお話ともに最後は皆で踊って終わるため後味も最高でした。絢爛な衣装も見所です。初めて歌舞伎を見る場合は喜劇から入るとよいのかもしれませんね。

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初めて見に行かれる方に、私がドキドキしたポイントは以下7つでした。

1、開演時間
チケットには開演時間18:15分と記載。いつまでに行けばよいのかわかりませんでしたので、電話で確認しました。30分前に開場です。場内限定のお土産を見たり、休憩時間中のお弁当の予約などをする場合は少し早く行った方が良さそうです。

2、イヤホンガイド
レンタル料700円。保証金が1,000円というのを見て高い!と思いましたが、この1,000円は返却の際返ってきます。話によってガイドする人が違います。たくさん喋るのかと思いきや、ポイントポイントで歌の解説や豆知識などを披露してくれます。舞台によって必要度が違うでしょうが、今回の舞台の場合、なくてもよいと思いましたが、あった方がより楽しめます。

3、筋書き帳
1,300円で販売していました。映画のパンフレットのようなものでしょう。なくても問題なし。思い出に。

4、座席
初めてでしたので奮発して1等席(1階)で見ましたが、3,000円の3階席や、1,000円からの幕見席(4階席、当日購入します)でも十分楽しめるのではないでしょうか。ただ1等席でも舞台間近の席は迫力があって特別だと思います。

5、役者さんの顔、名前が全くわからない
特に問題ありませんでした。たまに、役者さんをネタにした笑いもありましたが、多くはありません。

6、休憩時間
舞台の間に30分間の休憩時間があります(舞台により違うようです)。最初何分かわからずドキドキしましたので、隣の方に聞きました。幕の右に「10」や「20」の数字が表示されていましたが、残り時間だと思います。この間に事前に頼んでおいたお弁当を食べている方が多いようです。この間にもイヤホンガイドで次の舞台の説明がありました。

7、アンコール、舞台挨拶
ありません。幕が下りたら帰宅します。

歌舞伎は、能、狂言、落語、そして琴などの楽器演奏など日本の伝統芸能をたくさん取り入れており娯楽性はすごいものがあります。10月には漫画「ワンピース」のスーパー歌舞伎もあるなど、発展性も素晴らしく、人気があるのも納得です。

是非まだ行かれたことがない方は、挑戦してみて下さい。はまる可能性有りです。楽しいですよ。

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