パティスリー パロラ|趣向も楽しいデセールコースとバター香るカヌレ/the 514th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」514日目、本日はカフェ、9月の開業した商業施設「日比谷オクロジ」に11月1日にオープンした「パティスリー パロラ Patisserie Parola」にお伺いしました。
日比谷オクロジ、飲食店の中では最も有楽町寄りの一画。
左側が喫茶、右側ではテイクアウトでカヌレを販売しています。
大理石の9席程度のL字型カウンター。
モノトーン、ゴールドで統一されたスタイリッシュな店内です。今のところメニューはパフェ単品 ¥1,800 かペアリング付きのデセールコースのみ、本日は・デセールコース ¥3,800(w/o tax)をお願いしました。
コースが始めるとすぐにボールから白い煙が。
全てのデザートは店名ともなっているシェフパティシエ、アレクシ・パロラ氏が作ってくれます。作る過程も驚きがあり、とても楽しいです。
アミューズ・スパークリングワインのジュレ
白い煙の正体は液体窒素にフランボワーズを入れたもの。シェフの故郷フランス西側、ナント、ポルニックに近いロワールのスパークリングワイン「クール・ド・クレイ」を最後に注いで出来上がり。ちなみにノンアルコールペアリングも選択可能です。
中にはメロンゼリー、メロン、ザクロ、フランボワーズ。
酸味は強め、お酒のような、デザートのような面白いお味。
・レモンのスペシャリテ
見た目は完全にレモンな可愛いビジュアル。ペアリングは華やかな香りのアルザスの白ワイン「ドメーヌ・ヴィレ・ドゥ・コルマール、ゲヴェルツトラミネル2016」。外側はホワイトチョコで出来ており、そのままかぶり付きたい気もしますが、
ナイフでコツコツと叩き続けるとレモンがパカッと割れてくれます。
レモンのムース、ミントとレモンのジュレ、甘さはごく控えめ、とても爽やかなデザートです。
パロラ氏が全てのデザートを作ってくれます。日本語も堪能で、説明も非常に丁寧な物腰の柔らかい方。
リンゴのコンポート、フランボワーズシロップに付けたジェノワーズ(スポンジ)、岩手県しあわせ牧場のグラスフェッド(牧草飼育)牛の生クリーム。土台が丸いパフェグラスも可愛いです。
・シャインマスカットのパフェ
フレッシュな岡山県産シャインマスカット、ラフランスのアイス、グラスフェッド牛ミルクのアイス、ハイビスカスのジュレを乗せて完成。他のデザート同様、こちらも爽やかで軽快なお味、コクのある牛乳アイスとクリームが美味です。パフェ単品よりコースの方がお得感有りますね。
パフェのペアリングは紅茶、花茶などのノンアルコール。
最後は美味しいコーヒーをいただき、ゆっくりさせていただきました。
・カヌレ ¥300
「パティスリー パロラ」の名物「カヌレ」もテイクアウト。日本でも人気のフランス ブルターニュのボルディエバターを使用。外側はカリカリ、中はしっとり仕上がった理想形。バターの風味と食感のコントラストを楽しめる美味しいカヌレでした。
メニューはフルーツの旬により移り変わるそう。また新しいパフェが登場したらお伺いいたします。ごちそうさまでした!