カレーと氷|意外な美味しさカフェオレカレー/the 614h day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」614日目、本日はカレー、2022年7月11日にオープンした「カレーと氷」にお伺いしました。

場所は銀座6丁目、コリドー街に近い交詢社通り沿い、「数寄屋ビル」2階。
カレーと氷
夜はカスタムカルーアミルクも作れるカルーアミルク専門店「クルーアクイーン」になるそうです。

店内は4人掛けのテーブル席6卓のみ。1人でも大変ゆっくりできる贅沢な空間の使い方です。
カレーと氷
現在カレーメニューは塊肉カレー、生ドライキーマカレー、カフェオレカレーの3種類。本日はあいがけカレーをお願いしました。

・キーマ&塊肉カレーあいがけ ¥1,500
キーマ&塊肉カレーあいがけ
中央に鎮座する豚バラ肉200gがインパクト大。初めて聞いた「生ドライカレー」は生クリームを隠し味に使用したカレーだそう。豚肉と鶏肉のキーマカレーは、化学調味料も不使用で辛さも弱く、優しいお味。

塊肉も柔らかくてスプーンで簡単に小さくカットできます。
キーマ&塊肉カレーあいがけ
ドライカレーと比べるとピリッと辛さを感じるサラサラの中辛カレー。塊肉入りで食べ応えは十分、シンプルに美味しいカレーです。

・カフェオレカレー ¥1,080
カフェオレカレー
五反田にある系列店「カフェオレ トーキョー」の人気メニュー。水は使わずカフェオレで作ったルウとコーヒーで炊いたライスのコントラストが綺麗なカフェオレカレー、提供された時の香りはカフェオレっぽい。コーヒーの苦味と香りを感じるライスにシチューのような甘やかな、それでいてカレーのスパイス感も感じる牛肉入りのルーの組み合わせは想像したよりずっと美味しくてびっくり。

店名の通りカレーとかき氷の二本柱、かき氷が好きな方も注目ですね。またお伺いさせていただきます。ごちそうさまでした!

「カレーと氷」について、詳しくはインスタグラムをご覧下さい。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

三徳堂、銀座のジンジャー|暑い時期にはかき氷/the 258th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”258日目です。梅雨も終わって8月夏本番。そんな季節に食べたくなるのはやっぱりかき氷。銀座でかき氷が食べられるお店は多いですが、本日は2店をご紹介いたします。

まずは銀座の名店”三徳堂”さん。台湾茶の専門店ですが、かき氷が特に有名です。
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1階で注文を済ませ、2階に上がるとそこが喫茶スペースとなっています。

夏限定、三徳堂さんの象徴ともいえる”マンゴーかき氷” ¥2,000をお願いしました。
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表面が赤く色付いたアップルマンゴーを丸ごと1個使用した贅沢かき氷。 グラス1杯のプーアル茶付きです。 昔ながらのかき氷で、シロップは黒蜜。何だかスパイスっぽい味がほのかにしたのは何でしょう。 大きめに乱切りされたアップルマンゴーは甘くてとても美味しいのです。

三徳堂さんのマンゴーかき氷を食べなければ夏が始まらない!という方も多いほど人気のかき氷でした。ごちそうさまでした!

続いて当店からは少し遠いのですが、銀座1丁目にある”銀座のジンジャー”さん。
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店名通り生姜製品を豊富に揃えるお店です。1階が物販、2階が喫茶スペースとなっています。

かき氷の前にこちらで腹ごしらえ。”ジンジャーキーマカレー” ¥980
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上には目玉焼きとサニーレタスが乗っており美味しそう。 ひよこ豆と豚ひき肉がたっぷり入ったカレーは、生姜もたっぷり入っています。生姜の辛さだけなので、辛口ではないですが食べていると体が温かくなってきます。生姜好きには嬉しいお味です。 ご飯は雑穀米。栄養のバランスもよく考えられており美味しいカレーライスでした。

続いてメイン。

季節限定 “黒胡麻きな粉と餡ミルクエスプーマ” ¥1,180
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想像したより、ずっと巨大です。 上には栗の甘露煮、きな粉、エスプーマ、練乳の三層構造。 黒胡麻きなこは小瓶で別に提供されるので、足りなくなったら掛けることができます。 ふわふわのエスプーマは、氷との食感のコントラストが面白く、まったりした甘さで美味しい。 もちろん黒胡麻きな粉との相性も抜群です。

2/3ほど食べると、中からコーヒーゼリーが出現。
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よく考えられた和洋折衷なかき氷、美味しくいただきました。

最後はセットの”コーヒー”で体を温め、ホッと一息。
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お店の雰囲気も落ち着いており、カレーも美味しかったのでまたお伺いいたします。 ごちそうさまでした!

“松崎煎餅”さん、”林屋新兵衛”さん、”麦酒屋 るぷりん”さん、”雪の下”さんなどなど銀座はかき氷が食べられるお店が非常に多いので、かき氷の食べ歩きも面白いかもしれませんね。お立ち寄りの際は是非トリプル銀座にもお立ち寄りくださいませ。

雪ノ下 銀座-噂のパンケーキ/the 156th day

2018年10月追記)東銀座にあった「雪ノ下 銀座」が同じ銀座一丁目ですが少し西側、銀座一丁目駅の近くに移転しました。

 1階から3階までありますが、上階は満席ということで1階へ。カウンター席のみ、ちょっと狭めです。

本日は季節限定の・生クリーム & パンプキンパンケーキ ¥980(w/o tax)、・コーヒー 7番 ¥380 をお願いしました。じっくり焼き上げるため少し時間がかかり20分ほどで到着。

約4年ぶりの雪の下の綺麗な円柱型のパンケーキ。懐かしいです。 パンプキンクリームの中には甘さごく控えめのクレームシャンティがたっぷり。

この綺麗な断面が雪ノ下パンケーキの特徴です。

クリームまったり、非常にコシの強いパンケーキでランチ代わりにもなりそうなほど食べ応え十分でした。 

キッチンが広くなったことで大阪の本店と同じ全てのメニューがいただけるようになりました。ハンバーグ、チキンカツサンドの食事メニューも気になりますので、後日お伺いいたしました。お目当のサンドイッチ2種をオーダー。

・卵サンド ¥840

パンケーキと同じ三重県多気郡コケコッコー共和国の平飼い有精卵を使用。甘くてパンよりフワフワな卵焼き。マスタードも優しいお味で卵の美味しさをプッシュ。この手の卵サンドは好みではありませんが、これだけ卵フワフワだと良いかも。美味しくいただきました。

・チキンカツサンド ¥840

食パンから飛び出たチキンカツが爽快。大きいので口が小さい方、お上品な方は食べるのが大変そうです。チキンは富士宮の富士の鶏。薬味は卵サンドと同様の自家製マスタードとマヨネーズ。つややかでジューシーな肉質、衣もサクサクで歯ごたえがとても良く美味。1つで十分お腹いっぱいになるボリュームです。チキンサンド、気に入りました!ごちそうさまでした!

以下2014年11月記載

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」156日目です。本日は大阪で人気のパンケーキ&かき氷店「雪ノ下 銀座」におうかがいしました。

場所は銀座1丁目、昭和通りから少し東に入ったトマトビルの3階。銀座1丁目と2丁目の間の道沿いでございます。
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細長い店内で、両サイドにカウンターのみ14席。大きめのボリュームでポップな音楽が流れており賑やかです。
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まずはコチラから。

・パンケーキ 発酵バター ¥700
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一番プレーンなパンケーキ。真ん丸で厚みが4cm!初めて見る形でございます。三重県多気郡の有精卵を使用しているそうです。カウンター前のホットプレートで20分、じっくり焼いております。ふわふわっとしていると思いきや、非常にしっかりコシがあるのに驚きます。

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鍾乳洞のような雄大でミステリアスな断面。甘みはあまりございませんので、上品な甘みの蜜柑蜂蜜をかけていただきます。コクのある発酵バターと絡みあい美味しさが増しますね。発酵バターは少しだけで正解です。

・静岡マスクメロン氷 ¥1,200
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こちらも変わっております。水を全く使わず、果物の果肉と果汁を凍らせた氷で、作っているのだそうです。かき氷というかシャーベットに近いでしょうか。不思議な感覚ですね。

・ブレンド#2 FLOWER & JUICY ¥400
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料理とセットで200円引きです。爽やかな酸味の飲みやすいコーヒーでございました。スイーツもどんどん形が変わるのに驚きです。ごちそうさまでした。

“雪ノ下 銀座”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ 。
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六雁-至高の出汁/the 151th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”、147日目です。本日は和食です。スーパー割烹の異名をもつ“六雁-むつかり”さんにおうかがいしました。

場所は銀座5丁目並木通り沿い、銀座ポニーグループビル6階、7階です。1階はKate spade-ケイトスペードさんです。
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晴美通り沿いのマツモトキヨシさんのお隣のビルでございます。

6階は完全なるオープンキッチンスタイルで料理人の方々の仕事を間近で楽しめます。7階はテーブル席のみで落ち着いてお食事がいただけるそうです。
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本日は6階の木製の美しいカウンターに案内されました。

コースは¥13,500からございますが、本日は¥18,900の“極(KIWAMI)コース”をお願いいたしました。まずはこちらから(料理の名前はいただいたお品書き通りです)。

冷 “胡麻豆腐 栗銀杏の田舎煮”
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甘いたれでからめてあります。胡麻豆腐ですが、胡麻が全く主張しておらず、何とも上品。美味しいです。

菜 “柿と紅玉 菊菜の白和え”
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中にクルミとコンニャクなど。とびきりサクサクのリンゴ、クルミ、こんにゃくの異なる歯ごたえ、そして少しクセのある柿、春菊。様々な要素が美味しく調和しております。

一口の寿司 “本鮪赤身”
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宝石のように美しい大間産の鮪に、自分で海苔を巻いていただきます。手巻き寿司のような楽しいお料理。有明産の海苔の焼き方が素晴らしい。

本当に凄いのはここからでした!

椀 “幻の香茸 煮麺 蓮餅 水菜”
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松茸よりずっと希少な香茸(こうたけ)。名前の通りすこぶる香りの良い茸で、乾燥させるとさらに香りが増すのですが、それを出汁に使用。この出汁が超絶的に美味!香茸(グアニル酸)、鰹(イノシン酸)、昆布(グルタミン酸)の3つの最高級の素材の旨味成分が最高度なバランスで混ぜ合わさった最強の出汁でございます。

香茸は極細ながらもコシの強い煮麺(にゅうめん)の上にも乗っております。鱧はしっかり鱧らしい旨味がありプリプリして食感も素敵です。何はともあれ出汁が美味し過ぎました!

造 “鯛 炙り帆立”
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他、富山県の白エビ、ウニです。これは鯛が美味しい。総料理長の秋山氏曰く、春の桜鯛より断然美味しい秋の紅葉鯛です。切り方が抜群。脂ののったお腹の部分ですが、厚めに切られており、歯ごたえが凄いです。噛めば噛むほど上質な脂の旨味が口の中に広がります。

黒目の卵焼きかスポンジかと思われたコチラ。実は醤油です。
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ゼラチンで固めてあるそうです。ちぎってお刺身に付けていただくのには驚きました。薄味で、これだけ食べても意外と美味しいのです。面白い!

焼 “鹿児島 池田湖産 天然大鰻の炭火焼”
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こちらも絶品。厚みたっぷりで、ギュッと締まった豊潤な身は、もはや口の中で鰻が泳ぎだしそうなほど。これでもかというほどパリパリに焼かれた皮も美味しいです。天然の鰻は、ある程度大振りなほうが好みのようです。

鰻の上にのった透明なツブツブはシロンンキャビア。フィンガーライムとも呼ばれており、ライムのようなレモンのようなお味で、愉快な食べ物です。

蒸 “六雁スペシャリテ 蝦夷鮑酒蒸し 海老芋揚げ 肝ソース 黒無花果”
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函館で獲れたという鮑も美味しいのですが、海老芋が印象に残りました。京野菜のこちらは、里芋と似た雰囲気は持ちながらも、身の詰まり方、そして食感は上等。濃厚な肝ソースでいただくと絶品です。

肉 “石垣牛のスキヤキ 焼きのこ柚子おろし 温玉”
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黄色いのは温泉玉子の黄身。一体どうやって作っているのやら不思議です。もちろん美味。

〆 “いくらご飯 赤出し 香の物”
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見た目も美しいいくらご飯は、なんとお代わり自由です!新鮮なイクラはやっぱり美味しい。ご飯にほんのり掛けられている、ごく薄め出汁も良い。

果 “六雁名物 かき氷”
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こちらシロップ6種類。左からマンゴー、梅、ほうじ茶、練乳、抹茶、あずきでございます。全てこれでもかというほど濃密。

好きなだけ掛けていただけます。こちらもお代わり自由です!
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美味しいので、山奥の氷職人のものを使用しているかと思いきや、築地の氷屋さんのもの。氷の層に合わせてカットすると、このような素敵なかき氷が出来上がります。方法は企業秘密だそうです。ここぞとばかりに2杯いただきました!

果 “求肥餅”
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珍しいココナッツミルクの求肥(ぎゅうひ)。中にはドライアップル、アプリコット(杏)、くるみ。まろやかで優しいお味。最後まで素敵。

初回は料理についてのお話を詳しく伺える6階席が絶対お勧め。沢山いらっしゃる料理人さんの中で一際目立つ総料理長の秋山氏が、蝶のように舞い、蜂のように刺しているのを眺めているだけでも楽しめます。

秋山氏は、本当に楽しそうにお仕事をされる方で、こちらも嬉しくなります。また、料理が美味しいのは当たり前、楽しさや驚きを与えてくれるユニークな料理、それを彩る器の美しさ。その心意気、探究心は本当に素晴らしく、感銘を受けました。ごちそうさまでした!

“六雁”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

場所はコチラです。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ 。