鎌倉山 銀座店|ローストビーフの殿堂/the 434th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」434日目、本日は牛肉です。1971年に鎌倉で創業したローストビーフの名店「鎌倉山 銀座店」にお伺いしました。

場所は銀座7丁目、中央通り沿い、「ギンザGキューブ」の12階です。入り口は裏の通り沿いですので、ご注意下さい。

イメージ通りの天井の高いゴージャス感のある店内、ウェイティングルームでしばし待ち、カウンター席はなく、1名でしたが広いダイニングスペースの4人掛けテーブルにご案内いただきました。スーツ姿のサービスの方はいらっしゃらず、シェフがサービスも兼任されているようです。

本日は初めてでしたので一番お手頃な・Aランチ ¥6,500(サ別12%, w/o tax)をお願いしました。まずはこちらから。

・旬の魚介類を盛合せたオードブル ホタテ、桜鯛の焼き霜、生ハムメロン

「オードヴル」という響きが良いです。ローストビーフが売りのお店なので、実は他の料理は期待していなかったのですが、意外な美味しさ。ホタテは瑞々しく、タイは食感良く旨味も十分、メロン甘過ぎます。生ハムメロンが美味しく感じる時が来るとは当時は考えられなかったものです。

・バゲット

サクサクで食感の良いバゲットも美味しいです。もちろんお代わり可能です。

・グリーンサラダ

さっぱりした後は楽しみなメイン料理、ワゴンに乗った大きな塊のローストビーフを目の前で切り分けていただけます。ソースは洋風or和風と選べるので定番と思われる洋風グレービーソースを選択。

・和牛ロースのローストビーフ

とても綺麗な桃色、ローストビーフ経験はあまりありませんが流石の美味しさ!ふっくら柔らかで直焼きとは全く違う感覚。薄切りですがお肉の旨味もしっかり感じられます。西洋ワサビが良く合います。贅沢に熱々のご飯に乗せていただいてみたいものです。ジャガイモの上のブルーチーズクリームも良いアクセント。

そして楽しみな・ワゴンデザート、もちろん全部盛り

イチゴのショートケーキ、桜風味のベイクドチーズケーキ、蜂蜜プリン、オレンジのコンポート、ザッハトルテ、コーヒーのブラマンジェの7種。クラシックなデザートがこのお店には合っています。久々にいただいたショートケーキの美味しさがたまりません。

最後は・コーヒーをいただきゆっくりさせていただきました。

何も言わなくてもお代わりを注いでいただけるのが嬉しいです。古き良き銀座らしい贅沢感たっぷりで、記念日などの利用にも最適。やはり伝統的なキラーメニューがあるお店は強いです。新しいことに挑戦するお店も良いですが、やはりクラシックも素晴らしいです。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

「鎌倉山 銀座店」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

閉店)ティエリーマルクス サロン|クリエイティブ・フレンチ/the 270th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”270日目です。9月24日に三越前の銀座4丁目交差点に”銀座プレイス”がオープンしています。
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先日は7階のビストロマルクスにお伺いしましたが(その時の記事はコチラ)。本日は隣接するフレンチレストラン”THIERRY MARX ティエリーマルクス サロン”にお伺いしました。日本では初出店となり、あまり馴染みがありませんが、フランスで2つ星を獲得しているティエリー・マルクスシェフのプロデュースするレストランです。

奥がビストロなのですが、エレベーターを下りて、すぐ右手に隠し扉が! 店内は天井が広く、ところどころに和を感じるインテリア。
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メインダイニングはテーブル5卓とそれほど広くなく、静かで落ち着いていますが、外の銀座の景色が見えないのは少し残念です。奥に個室が2部屋あり、そのうち1部屋からは景色が見えるそうです。

ランチコースは”おまかせコース” ¥15,000(w/o tax、サ別12%)のみ。早速コチラから。

アミューズ “菊芋、玄米、黒ごま、パルメザンチーズのグリッシーニ”
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菊芋の上にはキャトルエピス、下には玉ねぎムース。

アミューズ “熟成ヒラメのタルタル”
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ヒラメは塩気が随分効いています。中には椎茸、ディル、クルミ。付け合せは小松菜、椎茸。

“ブリオッシュ”
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名物のパン。1/8カット。ビストロでは冷たいままだったのですが、ちゃんと温めて出してくれました。 温かいほうがバターの味が優しくなって、食感もアップ。断然美味しいです!

“フォアグラ/うなぎ/青リンゴ”
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フランスのマルクス本店でも出しているという一皿。フォアグラの下にはウナギの燻製。青リンゴサラダの下にはウナギの出汁を使ったクリーム。別々で食べても美味しいのですが、全てを一度に食べると新たな扉が開かれ、口福感溢れるお味に。ちょっと涙が出そうでした。素材の香り、食感にリンゴの酸味が与える緊張感。味の重層感と膨張感が素晴らしい!ウナギが二切れだけだったのが悲しかったですが、文句なく今日一番。

“もやしリゾット”
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ティエリーマルクスのスペシャリテ。 お米は全く使用しておらず、刻んだもやしをお米に見立てて。 パルメザンチーズ、ポルチーニ茸で香り付け。スプーンにポルチーニオイルが入っており混ぜていただきます。 こんな素敵に料理されて、もやし冥利に尽きるユニークな料理です。

“金目鯛/カリフラワー”
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付け合せは様々な形で調理されたカリフラワー四変化。頭の部分だけを削いだ生カリフラワー、鯛の出汁とバターでソテー、花山椒のかかったムース状など。レモンのソースがとても美味しかったです。

パンお代わり “ミニバゲット、オリーブパン”
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ここでメインで使うフォークと皿を自由にお選びくださいというサービスが。 棚に置いてあり、ずっと気になっていた銀色の卵はこのためだったのですね。中身は是非お店でどうぞ。

“川俣シャモ胸肉/オレンジ”
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ゴボウのキャラメリゼ、泡に日本酒を使っているのは面白い。シルキーな肉質が素敵です。

“スウィート弁当 お重” 有田焼の丸い三段重。

一の重 “イランイランのシャーベット、パンナコッタ、アボカドソース”
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二の重 “和栗とナシのコンフィチュールの求肥餅”
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三の重 “ハーブアイス、マスカット、ブドウのソース”
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どれも丁寧に作られており、間違いのない美味しさ。

最後は小菓子 “木苺のムース、フィナンシェ、カシスのパート・ド・フリュイ、トンカ豆の入ったショコラギモーブ”と美味しい”コーヒー”で。
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コーヒーのお代わりをお勧めしていただけるのは「ゆっくりしていって下さい」という気持ちが現れて嬉しいです。

料理はオリジナリティがあり美味しく、説明も丁寧で、サービスも素晴らしく2時間を快適に過ごせました。また銀座にとんでもないフレンチレストランが登場しましたね。ごちそうさまでした!

“ビストロマルクス”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧くださいませ。

お立ち寄りの際は是非トリプル銀座にも遊びに寄って下さいませ。
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レストラン エールさん-軽やかな和モダンフレンチ/the 215th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”215日目、本日はフレンチです。

9月18日にオープンしたデパート”EXITMELSA-イグジットメルサ”の8階にある”レストラン エール”さんにお伺いしました。恵比寿にあった超人気店”ビストロ門”さんが銀座に移転して生まれ変わった話題のお店です。
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白を基調とした店内は、ごくごくシンプルで清潔感満点なのが好ましい。サービスがしやすいテーブル配置となっているようです。

昼も夜もメニューはおまかせ1コースのみ。 本日はランチコース”Art”¥3,800(w/o tax、サ別10%)をお願いしました。

アミューズ “フォアグラのソフトクリーム”
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女性ならずとも可愛い見た目にキュンとしてしまいます。コーンの中にはコンポートしたイチジクとフランボワーズ。これがまたフォアグラのムースと良く合い美味。 恵比寿時代からの名物料理で、一度止めてみたら大勢のお客様から大クレームが来たというのも納得です。

スィーツが続きますよ。

スペシャリテ “野菜のパフェ”
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オブジェとして飾っておきたくなるような綺麗な一品ですが、写真が鮮やかに撮れず残念!紫人参のアイスに紫キャベツとコンソメのジュレ、カブのムース、中にはズワイガニやグリルした野菜。最下層部は美容にも良いという穀物アマランサスとアンチョビソース。20種類以上の野菜が使用された贅沢パフェ。美味しくないわけがありませんね。

パン “バゲット、カンパーニュ”
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奥沢の人気のパン屋”クピド”さんにオリジナルで焼いていただいているそうです。 カンパーニュは焼き直したものと、そのままのフワフワなもの。ライ麦の香りがとても良い。

無塩バターは炭塩とライムの皮で軽くトッピングしてあり美味。
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普段ほとんどバターは使用しないのですが、ほぼ完食してしまいました。

魚料理 “ヒメダイと白子のベニエ ビーツのリゾット”
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こちらは絶品! 大和芋の衣で揚げた天ぷら。上にはオカヒジキ。ソースは焦がしバターのブール・ノワゼット。身の引き締まったヒメダイに、サクサクの軽やかな衣が素敵。タラの白子も美味でしたが、ヒメダイが今日一でした!

肉料理 “フランス産鴨肉 柚子とタイムのアロマロースト”
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付け合せは紫大根、イチジク、青リンゴ。葉ワサビのピュレと柚子胡椒を付けて。皮はカリッと中はフワッとの美味しい鴨でした。溢れた肉汁までパンに付けて綺麗にいただいちゃいました。

デザート “フォンダンショコラ、イチゴのムース”
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プラリネとフランボワーズのソース。

最後は美味しい”コーヒー”で。
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森の空気をイメージしたグリーンのお出迎えのお皿など、食器はモダンな有田焼き。 料理も随所に和のテイストが感じられました。サービスも完璧で、2時間の間リラックスして美味しく料理がいただけました。ドレスコードも無く、堅苦しくないのも良いですね。

1コースしかないため、価格もリーズナブル。2ヶ月で内容が変わっていくそうです。 銀座にまたまた素晴らしいフレンチレストランができましたね!料理に比較した価格、サービスは最高レベルで大満足でした! それほど席数も多くなく1回転しかしないので、予約必須ですよ。ごちそうさまでした!

“レストラン エール”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

レストランYAMAGATAさん-風格感じる老舗洋食店/the 155th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”、155日目です。本日は大正13年創業の老舗洋食店“レストランYAMAGATA-ヤマガタ”さんにおうかがいしました。

場所は銀座8丁目、7丁目との間の花椿通り沿いにございます。
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外堀通りを東に曲がってすぐのビル、プラザGSの2階です。

店内は小さくジャズが流れており、シックで落ち着いております。時代を感じさせる良い雰囲気ですね。
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名物という“メンチカツ”をオーダーいたしました。まずはコチラから。

“ポテトサラダ”
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ちんまりと。シンプルだからこそ美味しいポテトサラダでございます。ポテサラ好きとしては、もう少し食べたくなります。続いてメイン。

“メンチカツ” ¥1000
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見るからに美味しそうですね。衣はサクサク、食べてみると溢れる肉汁に驚き!

コンソメゼリーを混ぜており、揚げる時にそれがほどよく溶け出すからだそうです。ライスに乗せていただきます。肉汁がしみ込んだライスは、たまらなく美味しいのです。

中はほんの少し赤身がありしっとりとした風。
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味が十分過ぎるほどついておりますので、ソースはかけません。マスタードをほんの少し付けながら食べるとバランス良く美味でございました。

別のメニューも食べてみなければということで、後日再訪いたしました。

“骨付きチキンのポトフ” ¥1,100
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ゴロゴロとした具、大好きです。骨付きチキンが2つ、じゃがいも、人参、ブロッコリー。何だかワクワクします。メンチカツに注目しがちですが、こちらも美味。じっくり煮込まれてホロホロとした鶏肉が最高。

軟骨も美味しくいただけます。旨味がしみたスープに少しづつライスを浸しながらいただくと、これまた素敵なのです。

“ホットコーヒー” ¥350
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午後にぴったりの、濃厚なコーヒーでございました。“YAMAGATA”さん、しっかり目のお味がお好きなのかもしれません。

お値段はリーズナブルですが、非常に風格のあるお店でございます。夜も面白そうでございます。ごちそうさまでした。

“レストランYAMAGATA”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

場所はコチラです。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ 。
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