閉店)ティエリーマルクス サロン|クリエイティブ・フレンチ/the 270th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”270日目です。9月24日に三越前の銀座4丁目交差点に”銀座プレイス”がオープンしています。
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先日は7階のビストロマルクスにお伺いしましたが(その時の記事はコチラ)。本日は隣接するフレンチレストラン”THIERRY MARX ティエリーマルクス サロン”にお伺いしました。日本では初出店となり、あまり馴染みがありませんが、フランスで2つ星を獲得しているティエリー・マルクスシェフのプロデュースするレストランです。

奥がビストロなのですが、エレベーターを下りて、すぐ右手に隠し扉が! 店内は天井が広く、ところどころに和を感じるインテリア。
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メインダイニングはテーブル5卓とそれほど広くなく、静かで落ち着いていますが、外の銀座の景色が見えないのは少し残念です。奥に個室が2部屋あり、そのうち1部屋からは景色が見えるそうです。

ランチコースは”おまかせコース” ¥15,000(w/o tax、サ別12%)のみ。早速コチラから。

アミューズ “菊芋、玄米、黒ごま、パルメザンチーズのグリッシーニ”
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菊芋の上にはキャトルエピス、下には玉ねぎムース。

アミューズ “熟成ヒラメのタルタル”
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ヒラメは塩気が随分効いています。中には椎茸、ディル、クルミ。付け合せは小松菜、椎茸。

“ブリオッシュ”
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名物のパン。1/8カット。ビストロでは冷たいままだったのですが、ちゃんと温めて出してくれました。 温かいほうがバターの味が優しくなって、食感もアップ。断然美味しいです!

“フォアグラ/うなぎ/青リンゴ”
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フランスのマルクス本店でも出しているという一皿。フォアグラの下にはウナギの燻製。青リンゴサラダの下にはウナギの出汁を使ったクリーム。別々で食べても美味しいのですが、全てを一度に食べると新たな扉が開かれ、口福感溢れるお味に。ちょっと涙が出そうでした。素材の香り、食感にリンゴの酸味が与える緊張感。味の重層感と膨張感が素晴らしい!ウナギが二切れだけだったのが悲しかったですが、文句なく今日一番。

“もやしリゾット”
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ティエリーマルクスのスペシャリテ。 お米は全く使用しておらず、刻んだもやしをお米に見立てて。 パルメザンチーズ、ポルチーニ茸で香り付け。スプーンにポルチーニオイルが入っており混ぜていただきます。 こんな素敵に料理されて、もやし冥利に尽きるユニークな料理です。

“金目鯛/カリフラワー”
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付け合せは様々な形で調理されたカリフラワー四変化。頭の部分だけを削いだ生カリフラワー、鯛の出汁とバターでソテー、花山椒のかかったムース状など。レモンのソースがとても美味しかったです。

パンお代わり “ミニバゲット、オリーブパン”
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ここでメインで使うフォークと皿を自由にお選びくださいというサービスが。 棚に置いてあり、ずっと気になっていた銀色の卵はこのためだったのですね。中身は是非お店でどうぞ。

“川俣シャモ胸肉/オレンジ”
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ゴボウのキャラメリゼ、泡に日本酒を使っているのは面白い。シルキーな肉質が素敵です。

“スウィート弁当 お重” 有田焼の丸い三段重。

一の重 “イランイランのシャーベット、パンナコッタ、アボカドソース”
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二の重 “和栗とナシのコンフィチュールの求肥餅”
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三の重 “ハーブアイス、マスカット、ブドウのソース”
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どれも丁寧に作られており、間違いのない美味しさ。

最後は小菓子 “木苺のムース、フィナンシェ、カシスのパート・ド・フリュイ、トンカ豆の入ったショコラギモーブ”と美味しい”コーヒー”で。
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コーヒーのお代わりをお勧めしていただけるのは「ゆっくりしていって下さい」という気持ちが現れて嬉しいです。

料理はオリジナリティがあり美味しく、説明も丁寧で、サービスも素晴らしく2時間を快適に過ごせました。また銀座にとんでもないフレンチレストランが登場しましたね。ごちそうさまでした!

“ビストロマルクス”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧くださいませ。

お立ち寄りの際は是非トリプル銀座にも遊びに寄って下さいませ。
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