銀座 嘉禅|リニューアルした広東料理店の嬉しいランチコース/the 627h day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」627日目、本日は2022年5月に移転、リニューアルオープンした広東料理店「銀座 嘉禅」にお伺いしました。

場所は銀座6丁目、交詢社通り沿い「西銀座ビル」の2階。上階にカレーの名店「デリー銀座店」の入っている建物です。
銀座 嘉禅
移転前は1,000円代のランチも提供していたのですが、現在はコースのみの提供で、店内もシックで高級感のある雰囲気になりました。本日は一番リーズナブルな・嘉禅ランチコース ¥8,000 をいただきました。

・ピーカンナッツの飴炊き、自家製豆板醤
ピーカンナッツの飴炊き、自家製豆板醤
甘くて小気味好い食感のピーカンナッツは料理の合間に摘むのに最適。

・京豆乳、ピータン、ウニ
京豆乳、ピータン、ウニ
上にオリーブオイルのゼリーボール。中に角切りのピータンが入っており、癖のある香りが口の中に広がります。まったりとした豆乳との調和も良いです。

・特製彩り蒸し点心3種
特製彩り蒸し点心3種
鶏肉と豚肉の餃子 豆豉ソース、豚肉と玉ねぎの焼売 自家製XO醬、海老蒸し餃子 トリュフ掛けの3種。どれも具材の味わいがしっかり、蒸し餃子はもちもちの皮もとても美味しいです。

・マフグの香り揚げ、ガーリックスパイス
マフグの香り揚げ、ガーリックスパイス
淡白なフグにガーリックスパイスは合わなさそうですが、非常にマイルドに、上品に仕上げられています。

続いては「銀座 嘉禅」名物の北京ダック。
嘉禅名物焼きたて北京ダック
こんがり。

・嘉禅名物焼きたて北京ダック
嘉禅名物焼きたて北京ダック
スタッフの方に丁寧に皮に包んでいただき完成。かなり甘い味付けですが、キュウリなどが一緒に入り爽やかさをプラス。美味。

・ふかひれの土鍋煮込み
ふかひれの土鍋煮込み
その場でトリュフを削っていただき出来上がり。オイスターソースを使った濃厚なスープ。トリュフがスープにとけるとコクが出てリッチな味わいに。コラーゲンたっぷりで美容にも良さそうです。

・漢方豚、バジルソース
漢方豚、バジルソース
あわび茸、黄色キクラゲ、紅芯大根、クコの実。柔らかく火入れされた豚肉に、爽快感のあるバジルソース、ムニュッとしたキクラゲの食感も面白い。

・金華ハム香る香港海老ワンタン麺
金華ハム香る香港海老ワンタン麺
プリプリの海老がたっぷり入ったワンタンに滋味深いスープ。針金っぽい硬さの香港麺も好み美味。

・ココナッツのマンゴーのスープ
ココナッツのマンゴーのスープ
タピオカ、ブラックベリー、グレープフルーツなどは入った甘いスープ、最後はリンゴと桃の香りのするウーロン茶をいただきゆっくりさせていただきました。

コース終了まで2時間ほど、美味しい料理に付かず離れずの丁寧なサービスもあり上質な時間を過ごせる広東料理店です。またお伺いさせていただきます。ごちそうさまでした。

「銀座 嘉禅」について、詳しくはウェブサイトをご覧下さい。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

銀座すゞ木|フランス料理とカクテルを楽しむ大人のお店/the 451th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」451日目、本日はフレンチとカクテルの店「銀座すゞ木(すずき)」にお伺いしました。

場所は銀座7丁目、数奇屋通り沿い「東五ビル」の2階です。
東五ビルの2階
1階には銀座オーセンティックバーの名店「数寄屋橋サンボア」、有名ステーキ店「かわむら」などが入っている建物です。

店内は最大10席の弧を描いた優雅なカウンター席のみ。
銀座すゞ木
カウンターの向かいがキッチンになっており、料理は全て目の前で完成され、程よい臨場感も味わえます。ランチコースは¥6,500からありますが、本日は・季節のコース ¥13,000をお願いしました。

フランス料理シェフのご主人とバーテンダーのマダムのお二人で切り盛りされており、フランス料理とカクテルを合わせる面白いお店です。せっかくなのでカクテルもいただいてみました。

・レオナルド
レオナルド
イチゴとシャンパーニュのカクテル、柔らかい甘味と程よい酸味の軽いお味。

アミューズ・新潟県南魚沼産黒舞茸のタルト、豚肉のリエット
新潟県南魚沼産黒舞茸のタルト、豚肉のリエット
天然の舞茸に味が近く、栽培が非常に難しいという黒舞茸。味が濃くて美味しいです。

・自家製スモークサーモンのコンソメゼリー寄せ
自家製スモークサーモンのコンソメゼリー寄せ
赤と緑の色合いも綺麗な冷たい料理。まったりとした食感のサーモンとアボカド、爽やかなトマトのバランスが良いです。

・フォアグラのだし巻き卵
フォアグラのだし巻き卵 トリュフソース
フォアグラを巻いた卵焼きは初めてです!マデラ酒のトリュフソースと生クリームソースで。「銀座すゞ木」のスペシャリテは、説明不要の絶対美味しい料理です。

・銀座すゞ木特製 貝のスープ
銀座すゞ木特製 貝のスープ
昆布とカツオ出汁にハマグリ、シジミの出汁を加えたもの。胃の中が癒される滋味深いスープです。

・オゴダイのポワレ バルサミコ酢ソース
オゴダイのポワレ バルサミコ酢ソース
初めていただいた八丈島産のオゴダイ(ヒメダイ)、マダイよりスズキに近いシュッとしたビジュアルのお魚です。淡白な白身で、ソースの酸味が魚と野菜の甘味を引き立てているようです。

メインに合わせていただいたカクテルが・ジンリッキー
ジンリッキー
鹿児島県の小正醸造の「KOMASA GIN-ほうじ茶-」と、セミノールという柑橘を早積みしたジュースを合わせたもの。ほうじ茶の香りが意外に強くて驚きましたが、さっぱりとした中にお茶の香りが加わり面白い味です。

・ニュージーランド産仔羊ロースト
ニュージーランド産仔羊ロースト
クセ無く、とても柔らかいお肉で、ミントの香りのソースが爽やかです。あっという間に完食。

・カラスミパスタ
カラスミパスタ
お肉で終了と思ったので〆のパスタは嬉しく思います。安定のカラスミ、美味しいです。

・ほうじ茶のクレームブリュレ、コーヒー
ほうじ茶のクレームブリュレ、コーヒー
コーヒーは24時間かけて水出ししたもので、とても円やかなお味です。ほうじ茶のクレームブリュレも気が利いています。

フランス料理ですが、カクテルとの組み合わせがユニークで、基本的にお箸でいただくのも好みでした。鈴木シェフは料理と同様優しく親しみやすい方、隠れ家のような小さなお店ですが、リラックスできる雰囲気も魅力です。夜更けまで営業されているそうなので、また夜にバー利用でお伺いしてみたいと思います。ごちそうさまでした!

「銀座すゞ木(すずき)」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

レ セゾン|魅惑の黒トリュフのパイ包み焼き/the 344th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」344日目です。本日はフレンチです。

日本を代表するホテル「帝国ホテル」のメインダイニング「レ セゾン」さんにお伺いしました。

レストランは帝国ホテルの2階。

入り口のプレートには『美味礼讃』で有名なフランスの美食家ブリア サヴァランの名言、「新しい星を発見するよりも新しい料理を発見するほうが人間を幸せにするものだ。」と記載されています。

重厚感のある広い店内、席間もゆったりとられており、椅子はふかふか。サービスも親しみがありながらも上品で丁寧、リラックスして食事をいただける環境です。

メニューを決める前にご挨拶の前菜・カンパチとチキンコンソメ、ピスタチオと海苔のムース

レ セゾンのオリジナル缶々に入った楽しい料理。 上はシナモン、ナッツで香り付け、食材の組み合わせが絶妙! これから繰り出される料理に期待が膨らみます。

そしてオーダーはお目当てのこちら。シェフ ティエリー ヴォワザンが贈る 「トリュフ」メニュー(5皿) ¥31,500(サ別10%)、8つのトリュフ料理の中から好きのものを選べるトリュフコースでございます。まずはこちらから。

・黒トリュフとじゃがいも(インカのめざめ)のサラダ

いきなりすごいインパクト! 黒いのは黒トリュフの塊なのです。香りはほとんど感じられませんが、このザクザク感! こんなトリュフの使われ方は初めてです。おそらく日本一高級なポテサラでございました。

・独自のスタイルにしたウッフポシェ「日の丸」

トリュフと卵の間違いのない組みわせ。日本のシンボル、梅のソースで日の丸を演出。黒トリュフを目の前で沢山スライスしていただきまして出来上がりです。フランス産の上質な黒トリュフの香り、最高クラスの芳しさ。中央の卵黄とトリュフソースを混ぜて至福の美味しさです。梅が合うのに驚きました。

・黒トリュフを香らせた蕎麦にほうれん草と酢橘

こちらも黒トリュフをかけていただき出来上がり。上にはそば粉のチュイール、そばの実を散らして。レ セゾン製の歯ごたえのある手打ちの十割蕎麦が美味しい。太めでソースによく絡みますね。ほうれん草は強めにスパイスを効かせておりエスニック、蕎麦とトリュフとの調和が楽しいです。とても興味深い一皿でした。

そしてお待ちかねのメイン!

・ジェラール ボワイエ氏 直伝の黒トリュフのパイ包み焼き

濃厚なオーラを纏う小さなパイ包み。 黒トリュフを沢山使ったペリグーソースの香りがたまりません!

真ん中からナイフを丁寧に入れると森の宝石。その上にはフォアグラ! 

ナイフを入れた時の香りを期待したのですが、それはあまり感じられず。今までの料理で香り慣れしたのかもしれません。しかしこのトリュフの柔らかでコリコリした独特の食感が大変気持ちよく、フォアグラとソースとの相性は言わずもがな。溺れたくなるほど美味しいソースもたっぷりと追加してもらい、バゲットに付けて美味しくいただきました。

デザートも絶品でした。

・黒トリュフのフォンダンショコラ、トリュフバニラアイス

3つのお団子の中にはトロトロ、トリュフチョコ。 1つ目はカットしていただきましたが、あと2つは一口で。 口の中でトリュフチョコボムが炸裂、駆け抜け染み渡る口福感! バニラアイスも美味しい。

さらにおまけの・小菓子4種

ヌガーグラッセ、パッションフルーツのタルト、マドレーヌ、オペラ。

・トリュフチョコ、ガナッシュ2種、オレンジピールまで。

最後は美味しい・コーヒーをいただきゆっくりとさせていただきました。

素晴らしいサービスに美味しい黒トリュフ料理、体が黒トリュフで満たされた感じで大満足です。特に「黒トリュフのパイ包み焼き」は個人的には星の発見より嬉しい料理でした!またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

ル・レーヴ・アンシュマン|6席だけの隠れ家フレンチ/the 302th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」、302日目です。

本日は昨年夏、銀座5丁目ソニー通りにオープンしたフレンチレストラン「ル・レーヴ・アンシュマン」さんにお伺いしました。

同じくフレンチレストランの「エスコフィエ」さんの隣のビルの2階。

店内はカウンター4席、2人がけテーブル1卓と非常にコンパクト。

シェフお1人で切り盛りされているので、丁度良い席数です。とても気さくな方なので1人でもリラックスして料理をいただけました。

料理は・7皿のおまかせコース ¥4,800(サ別10%, w/o tax)のみ。卯月の料理は以下でした。

・新玉ねぎのタルト

デザートのような甘さにびっくり。美味しいです。甘さを出すため7〜8時間炒めるそう!料理は手間ですね。

・トリュフのシフォンケーキ

コースは月替わりですが、こちらの料理は定番だそうです。良い香り。添えられたソースが何気に美味しい。

・春キノコのブランマンジェ

デザートのような料理が続くのも楽しいです。滑らかな食感、チキンブイヨンも入っており、しっかりとしたお味です。キウイとキノコ意外に合うんですね。新たな発見もありキノコ好きには嬉しい一皿。

・若鶏のバロンティーヌ、筍、わらび、カブ、大アサリ

バロンティーヌは胸肉にもも肉、フォアグラを詰めたもの。フレッシュトマトソースで自然な味わいです。

・トキシラズ(桜鱒)のコンフィ、ホワイトアスパラ、胡桃、桜エビ

赤と白に緑の綺麗な色合わせ、素材の組み合わせも楽しいです。

・仔羊のパイ包み焼き、新ジャガイモのガレット、マデラソース

大好物のパイ包み。ジャガイモが髪の毛のように見えてチャーミングですが、一刀両断!中に詰まった仔羊にはウサギのムースを塗って仕上げているそう。ほくほくで幸せいっぱいなお味です。優しい味のソースも美味でした。

・パリブレスト、キャラメルアイス

リング状ではない変形パリブレストの中にはイチゴ。 甘さと酸味、ほの苦いキャラメルのバランスが素敵です。

最後は美味しい・コーヒーで。

料理はテンポ良く提供され1時間半ほどで終了。コース中はポーションが少なく思えましたが、メイン級料理が3皿と終わってみればお腹いっぱいです。 料理も1皿ずつ丁寧に作られおり美味しく、お値段も非常に良心的。お1人でやられているので、シェフの個性を存分に味わえるのも良いですね。

またコースから料理を摘んでアラカルト的に提供していただくことも可能なので、ワインバーのような利用の仕方も有りですね。ランチでもディナーと同じコースをいただけるそうですので、お伺いしてみようと思います。 ごちそうさまでした!

ご来店の際はご予約がお勧めです→03-3571-8665

お立ち寄りの際は是非トリプル銀座にも遊びに寄ってくださいませ。