麺屋優光 銀座店|京都発、醤油ベースの貝出汁ラーメン/the 596h day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」596日目、本日はラーメン、2022年2月19日にオープンした京都発のラーメン店「麺屋優光 銀座店」にお伺いしました。

場所は銀座7丁目、数寄屋通り沿い、「ニューギンザビル1号館」の1階。
麺屋優光 銀座店
グレーを基調したラーメン店としてはスタイリッシュな店内、カウンター席中心ですが、4人がけテーブル席が2卓あるのもユニークです。3種類のラーメンから2種をいただきました。

・淡竹 HACHIKU ¥850
淡竹 HACHIKU
一番人気という牡蠣、アサリ、シジミ、3種類の貝出汁を使ったラーメン。貝出汁と聞いていたので、貝の味が強めかと思ったらしっかり醤油ベースにほんのり貝出汁。麺は全粒粉を使った歯切れの良い変わった風合い、柔らかいチャーシューに、珍しい姫竹のメンマも美味。

・鶏餃子セット ¥250
鶏餃子セット
にんにく不使用、こちらは予想したより鶏レバーのような味わいしっかりでした。

・ハーフラーメン + 炙りレア焼豚丼セット ¥950
ハーフラーメン + 炙りレア焼豚丼セット
炙って香りを出した焼豚を使用したミニ丼、角切りカットで歯ごたえ良く小さいですが、食べ応えがあります。

・真竹 MADAKE(ハーフサイズ)
真竹 MADAKE(ハーフサイズ)
ハーフサイズといってもトッピングは同じで麺の量が少ないだけ。貝出汁ラーメンのベースとしても使用されている醤油スープのラーメン。スープの色は黒いですが、食べてみると意外にあっさり、上品なお味のラーメンでした。

お店の雰囲気も明るく、サービスもラーメン店らしからぬ細やかさ、女性の1人客が多いのも納得です。また残る1つの味の濃い醤油ラーメン「黒竹 KUROCHIKU」もいただいてみたいと思います。ごちそうさまでした!

「麺屋優光 銀座店」について、詳しくはウェブサイトをご覧下さい。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

銀座 ふじやま|銀座で味わう京料理の絶佳/the 423th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」423日目、本日は和食です。京都の老舗料亭「和久傳 わくでん」で20年以上活躍、総料理長まで勤めた藤山貴朗氏が独立し、2019年3月末、銀座にオープンした和食店「銀座 ふじやま」にお伺いいたしました。

場所は銀座3丁目、当ブログでもご紹介させていただいた「日本ばし やぶ久」「鮨 いしやま」などが入っている銀座モリタビルの7階です。

エレベーターを下りると静謐な店内、暗い廊下を通りドアを開けると今日の舞台へ。茶室を思わせるしっとりとした雰囲気に、木目が鮮やかなカウンターが印象的。銀座においては個性的な気がしますが、日本の伝統をしっかり踏襲した風雅で非常に落ち着く空間です。カウンター8席以外に個室も2部屋。

料理は・おまかせコース ¥30,000(サ別10%, w/o tax)のみ。温かい枇杷の葉茶、そしてまずは一献、伏見の低アルコール日本酒・抱腹絶倒をいただき楽しみな料理がスタート。

・蒸しアワビ、肝の飯蒸し

とても柔らかで気持ち良い弾力。肝ご飯が美味しく無いわけはありません。上には独特の香りがアクセントのロックチャイブ。期待が高まる先付です。

・毛ガニ、オニヒカゲワラビの土佐酢ジュレ掛け

上にはクセの無い特大ワラビ、かなり大きい毛ガニだと思われるのですが、味が濃いことこの上無し。美味。

・ハマグリ、湯葉の椀

続いても強い出汁が印象的な椀物、京都の青大豆を使った湯葉との組み合わせが絶品。湯葉の良さはあのトロッとした食感だと思うのですが、豆乳本来のコク、香り、甘みがあり今まで食べた中で一番。味の濃さは青大豆というより、京都の製造元の特徴なのだとか。

・アマテ(マコ)ガレイ、トリガイ、メジマグロ 黄身酢

明石のものだそうですが、カレイが最高。この旨さは凄い。ここからさらに盛り上がったらとんでもないことになっていたのですが、次の料理からやや落ち着きを取り戻します。

八寸・トラエビ、アオリイカ、ホタルイカ、ウドと生カラスミ、コゴミと利休麩のエゴマ和え

大きい桜エビのような虎エビは初めていただきましたが、サクサクで海老独特の香り良い超天然かっぱえびせん。もし食べ放題ならやめられない、とまらないお味。

・タケノコ、たらの芽てんぷら、木の芽味噌

・アマダイ、春キャベツのソース

身は焼き、ウロコは揚げるという一手間が嬉しい関西名物のグジ(アマダイ)。

・ヤーコンうどん、キャビア

ラトビア モトラ社の世界一小さいチョウザメ「スターレット」のキャビア。透明感のある色合いで塩味もごく薄めで違和感なく調和。うどんも美味しい。

続いての食材はこちら。

春の短い季節しかいただけない花山椒。

美術館に何気なく置いてあっても違和感無さそうなオブジェ。

とても美しいお肉は希少な山口県産高森和牛のサーロイン、しかもミートスペシャリスト沼本氏の必旨「沼本カット」。

京都のクレソンと合わせて。薄くカットした断面もサシの入り方が素晴らしく綺麗です。

藤山大将にお鍋で調理していただけます。

・花山椒、高森和牛サーロイン、クレソン

こちらのお肉は初めていただいたのですが、面白い!サーロイン2枚なのですが全く別物。1枚は肉の旨味を、もう1枚は脂身の甘み十分、滑らかで官能的ともいえる絶品さ。花山椒の香りとあと引く爽やかな刺激も素敵。スープは肉とカツオのごく明確な旨み出汁、京都産クレソン、花山椒と全て主張の強い素材を使った一品ですが、上品に、そして洗練さえ感じさる逸品でした。

・土鍋ご飯、蓬麩の味噌汁、サバのへしこ、お新香

お米は丹後の、コシヒカリか。炊き込みご飯はやらないそうですが、納得のお味。甘みと香り良く、それだけでもとても美味しい。

そしてこのご飯のお供が凄い。

自然薯とアワビを使ったとろろでございます。

山芋は刺激が強い素材だと思うのですが、アワビのすり身を加えることで、とても優しい仕上がりに。

粘り気は少なくクリーミー、うっとりする美味の最強とろろご飯でした。そして少し残ったご飯は塩むすびにしていただいたのですが、翌日の朝ご飯に食べてびっくり。冷えても素晴らしい美味しさに朝から気分が良くなりました。

甘味は美味しい・わらび餅

さらに・抹茶、せとかと清見オレンジジュース、丹波黒豆、べにほうじ茶と続き、最後まで飽きさせません。

器もとても美しい。目の奥に鋭い光がありながらも、耳に心地よい柔らかいお声が印象的な大将の藤山さんはベテランの風格か、作業の流れは静かで無駄がなく眺めていても気持ちのよいもの。料理の説明は最低限ですが、こちらが聞けば何でも丁寧に教えていただけます。想像力を刺激する料理、人、空間が一体となったとても素晴らしいお店でした。

また季節を変えて、お伺いしてみたいものです。はるばる銀座に来ていただいてありがとうございます!ごちそうさまでした!

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

緑に輝く美しい茶碗でした。器も見所十分です。

移転)銀座 林屋新兵衛|はんなりと、京都気分に浸れる茶カフェがオープン/the 198th day

東京ミッドタウン日比谷2階に移転しました。詳細は「京はやしや」ウェブサイトをご覧下さい。

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」、198日目。本日は7月7日にオープンした宇治の老舗茶舗「京はやしや」の新業態の茶カフェ「銀座 林屋新兵衛」にお伺いしました。

場所は銀座7丁目、外堀通りから1本東側のソニー通り沿い、「銀座745ビル」の1階です。
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外におかれたメニュー表には価格の記載は無し。高級感漂うたたずまいです。

店内も和モダンな寛容で凜とした涼しげな雰囲気。
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広くはありませんが、ゆとりを感じ、しっくりと落ち着けます。本日はコチラをお願いしました。記載は税抜き価格です。

“ハム、タマゴサンドイッチ2種セット” ¥1,650
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厚切りの豚ロース、築地の人気卵焼き店「松露」の卵焼きを挟んでおります。上品な量が2切れずつで、付け合せはセロリです。

“ほうじ茶 右近の橋 温” ¥680(料理とセットで¥300引き)
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色々あるお茶の中から食事にあいそうなほうじ茶を選びました。綺麗な茶器です。

一煎目、上質な茶葉で丁寧に入れていただけるお茶は流石に香りと味の深みが素晴らしい。 全部で三煎、味の変化を楽しみながらゆっくりといただきました。

“小どら焼き”
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お茶を頼むとサービスで。 中は抹茶餡と小豆餡。皮は店内で焼き上げているそうです。 見た目に温かみがあり、甘さは控えめ、お茶に良く合う優しいお味です。続いてこちらもお願いしました。

“林屋新兵衛 特製パフェ”¥1,700
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何だか豪快に屹立しているチュイールは店内で焼き上げているそう。

上には、杏シロップ付け、白玉、抹茶アイス、クリーム。
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さらに小豆、下にはわらび餅が控えておりました。しっかりと芯のある感じの白玉、わらび餅が印象的。 抹茶アイスが下にも入っており、食べ応え十分でした。

最後は”ほうじ茶 三煎目”でさっぱりと。ごちそうさまでした!

美味しくて雰囲気も良いのですが、お値段を考えるとなかなか気軽に利用できなさそう。。。と感じていましたが、次の日またお茶を飲みに行きたくなっている自分を発見!またお伺いいたします。

“京はやしや”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ 。
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天壇 銀座店さん-京都発、焼肉の名門/the 191th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”、191日目。本日はテンションの上がる焼肉ランチでございます。京都発の焼肉の名店“天壇 銀座店”にお伺いしました。

場所は銀座5丁目、東銀座駅を下りてすぐ。歌舞伎座前の交差点にある”デュープレックス銀座タワー”の10階です。
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1階は群馬県のアンテナショップ“ぐんまちゃん家”です。ランチに何回かチャレンジしたことはあったのですが、いつも満席ですぐに入れず断念。コースの注文の場合のみランチも予約可能ということで、本日は予約して行ってまいりました。

平日開店と同時の11時30分にお伺いしましたが、すでにほぼ満席。店内は広く、綺麗で清潔感があります。雰囲気が良いため焼肉デートにも最適なのではないでしょうか。景色が堪能できる窓際のカウンターが人気のようです。

ランチコースは¥2,700(女性限定), ¥3,000, ¥4,700 の3種類。本日は”[b:祇園]” ¥4,700をお願いしました。

オーダー直後に急ぎ足で向かうのは、ランチ限定の”[b:ビュッフェコーナー]”です。 チヂミ、タンチム、ナムル、キムチ、サラダなどが食べ放題。しかも全て美味しいのですから堪りませんね。ランチは1,000円からで、全ての方が利用できますので、かなりお得な気分です。

コースとかぶらない”アスパラのチヂミ、ジャガイモと海苔のチヂミ、タンチム” をいただきました。
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“タンチム”とは、角切りにした牛タンを 甘辛く煮付けたもの。 絶品です!これが食べ放題とは太っ腹です。

コースはコチラから。

“ナムル三種、キムチ三種”
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どれも美味。白菜キムチはけっこう辛めでした。 ほうれん草のナムルが好みで、ビュッフェでお代わり。

本日の逸品 “タン塩、サンカクの和え物、ハチノスの和え物”
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続いてお待ちかねの焼肉です!無煙ロースターを使用しているため、匂いを気にする必要がないのが嬉しいですね。

“タン塩、イチボ”
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野菜と一緒に焼きます。
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タン塩は薬味に提供されるネギを巻いて。 どちらも美味。

“ロース”
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こちらの特徴の1つは、お肉を黄色い出汁につけて食べること。 牛骨をベースにした、さっぱりとしたつけダレです。 お肉をよく絡めると、脂がほどよく流れることもあり、軽いお味で美味。

“ミルフィーユロース”
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こちら絶品でした! 

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正体は、薄いロースを三枚重ねにしたもの。焼くのが難しいのでスタッフの方が焼いてくれます。おすすめのレアでいただきました。 最後にクルクル巻いて出来上がり。

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口に入れた瞬間フワッとお肉と出汁の香りが拡散し、その後余韻を伴い溶けていきます。 なんでも真ん中のお肉が蒸された状態になり、そのような複雑な感覚を生み出すそうです。

“上カルビ、特上カルビ、包み野菜”
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たっぷりの包み野菜が嬉しいです。野菜に味噌も付けて、美味しくいただきました。

“天壇特製冷麺”
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最後はさっぱりと。あちらからこちらに戻ってきたような気分です。

デザート “わらび餅”
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同時にお茶と”アイスコーヒー”付き。 大満足。ごちそうさまでした!

13時過ぎにお店を出ましたが常に満席状態で入り口には行列が。人気もうなづけます。ビュッフェのコストパフォーマンスが抜群で、料理も色々特徴があり良いお店でした。またミルフィーユロースをいただきに、お伺いいたします。

“天壇 銀座店”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

場所はコチラです。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ 。
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