次男坊|蕎麦居酒屋の名物カレー南蛮/the 650h day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」650日目、本日は蕎麦屋「次男坊」にお伺いしました。

場所は銀座1丁目、並木通り添い「ホロンギンザ3」の1階(中2階)。
次男坊
今年で創業40年の蕎麦屋、というか蕎麦居酒屋。価格もリーズナブルで11時30分のランチ営業開始の15分後にはいっぱいになる人気店です。

ランチメニューは8種類、長男坊、次男坊、三男坊と名前もユニーク。
次男坊
「長男坊で!」などと注文すると常連っぽい雰囲気を醸し出せます。

カジュアルですが落ち着いた店内は、それほど広くなくテーブル席のみ。
次男坊
蕎麦以外の居酒屋メニューも豊富で、夜もとても良さそうな雰囲気です。

・長男坊定食 ¥1,080
長男坊定食
生姜焼き、温そば、ライスが付いた一番ボリューミーなメニュー。お蕎麦も一般的な蕎麦屋のセットより量が多い。蕎麦つゆは醤油濃いめですが、固めで粘りのある素朴な蕎麦とよく合っています。

蕎麦に比べると生姜焼きはあっさりとした仕上げ。キャベツたっぷりも嬉しいです。
長男坊定食
ご飯と一緒に美味しくいただき、お腹も満たされました。

名物・カレー南ばん蕎麦(うどんも選択可) ¥970
カレー南ばん蕎麦
具材は豚肉、天かす、ネギ、スパイス感と辛さは控えめでカレー南蛮としてはサラッとした仕上がり、その分、鰹出汁の香りも感じられる本当の意味での飲めるカレー。

最後はカレーライスにして大変美味しくいただきました。
カレー南ばん蕎麦
蕎麦はそれほどいただく機会がありませんが、好きなタイプの蕎麦でした。令和5年の銀座でこの価格設定とボリューム、味わい、お店の雰囲気は非常に好感触でした。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

小松庵総本家 銀座店|はじまりの蕎麦からはじめよう/the 441th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」441日目、本日は蕎麦です。東京駒込発のそば店「小松庵総本家 銀座店」にランチ訪問いたしました。

場所は銀座5丁目、中央通り沿いの新築ビル「i liv(アイリブ)」の14階。

「ロンシャン ラ メゾン銀座」が1階に入っているビルです。ちなみにこちらのビル、小松庵以外は全て肉料理のレストランです。

したビルの形状が細長いため、店内も細長。白ベースで洞窟のようなアーチがオシャレな落ち着いた雰囲気でそば屋とは思えません。

奥にはピアノ設置の個室もあるそうです。開店と同時の11時にお伺いして、12時頃まで貸切状態でしたので、とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。

単品メニューもありますが、ムードに合わせて少し贅沢な・はじまりの蕎麦 ランチコース ¥3,500(w/o tax)をお願いいたしました。

・前菜三種 キュウリと水ナスの粕漬け、タイ昆布〆、蕎麦豆腐

日本酒の誘惑を催す前菜、お刺身も甘く、蕎麦豆腐も美味しいです。

・はじまりの蕎麦 二産地の蕎麦のテイスティング

最初に食べてもらいたいのが、こちらの2種食べ比べだそうです。薬味はそばつゆ、水、塩、オリーブオイル。最初はお水に付けて、水に付けていただく蕎麦、噂には聞いていましたが、まさかその日が来るとは。続いて塩、オリーブオイル、そばつゆでいただきます。

左側が中国大陸から伝わった原種に近い品種の・長崎県対馬市産の対州そば、右側のやや緑っぽいのが花が残った状態で早刈りした・栃木県都賀町産の花そば。

やや個性的な青い香りの花そばはオリーブ、しっかりとした対州そばは塩が美味しいが、やはりそばつゆが一番でしょうか。 十割そばなので、コシはあまりありませんが、柔らかな食感で香りが楽しめます。

・はまぐりの蕎麦椀

ややハマグリの風味が強すぎる気もいたしましたが、蕎麦の実たっぷりで良い感じ。

・温野菜 ムラサキカリフラワー、トマト、獅子唐、ナス、ズッキーニ、カボチャ、サツマイモ

紫色のカリフラワーは初めてでしたが、味は白い普通のものと同じで、栄養価が高そうです。薬味の味噌がとても美味しく、やはりナスと味噌の組み合わせは最高です。

・蕎麦コロッケ

蕎麦コースだと通常天ぷらが出る場合が多いのですが、それが無いので変わりにコロッケ。中はとろとろ蕎麦の実が美味しいです。

・花そば せいろ +¥700

最後にまた好みの蕎麦を少しいただけますが、追加料金で普通のせいろサイズに変更。せめてこれくらいの量がないと、食べた気がいたしません。フレッシュな香りがたまりません。

最後は少しだけトロみのある蕎麦湯をたっぷりいただき、ゆっくりさせていただきました。

従来のそば屋のイメージをくつがえすお洒落な内装、料理の説明などサービスも丁寧で、とても快適なランチタイムでした。つまみメニューはチーズを使った洋風なものからベーシックなものまで豊富そうでしたので、またお伺いしてみたいと思います。ごちそうさまでした!

「小松庵総本家」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

日本ばし やぶ久 銀座店|日本橋の老舗そば屋はカレー南蛮が名物/the 420th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」420日目、本日は蕎麦です。2019年3月にオープンした蕎麦店「日本ばし やぶ久 銀座店(やぶきゅう)」にお伺いいたしました。

場所は銀座4丁目、レンガ通り沿い、新築の「銀座モリタビル」の地下1階。

4階には以前当ブログでもご紹介した「鮨いしやま」が入っています。店名からも分かるように明治三十五年(1902)に日本橋で創業、やぶ系の伝統を継ぐ蕎麦屋です。 

カウンターはなく、テーブル席のみの程よくオシャレで落ち着いた店内。蕎麦屋では珍しく個室も1部屋あります。 

店内に掛けられた暖簾は屋台の名残でしょうか。

本日は2種類あるお昼のランチセットから・江戸前天丼とせいろもり(かけも選択可) ¥1,600(w/o tax)をお願いしました。

美味しそうなビジュアル。蕎麦と天丼どちらからいただこうか迷ってしまいます。

天丼はエビ天2尾、アナゴ、サツマイモ、ナス、シシトウ。

エビ天は大きくてプリプリ、サツマイモも厚めにカットされておりホクホク。蕎麦屋の天丼としてはかなり良い感じです。

蕎麦は「外二」という特徴的もの。通常の「二八」は小麦粉が2割に、そば粉8割。これに対し「外二」は小麦粉2割にそば粉が10割という割合で作られています。 

コシのある蕎麦で香りはあまり感じなかったものの、カツオ節をたっぷり使用した濃い目のツユに付けていただいてみると最後に蕎麦の香りが鼻に抜けて美味しいです。 最後は蕎麦湯をたっぷりいただき、ゆっくりさせていただきました。

「日本ばし やぶ久」の名物がカレー南蛮、後日いただきにお伺いいたしました。 ランチのセットメニューが3種に増えており、その中にカレー南蛮もありました!

単品だと黒豚を鴨に変えることもできるので少し迷いましたが、本日は・そば米アナゴ寿司と名物黒豚カレー南蛮セット ¥1,400(w/o tax)をお願いしました。

カレーとほのかに混じるカツオ出汁の香りに包まれます。辛さも選べるのですが、初めてのため普通にしました。

程よい辛さで、甘みもかなり感じられる蕎麦屋ならではのカレーです。

味がしっかりしているため普通にご飯にかけても美味しそう。 蕎麦はたっぷり入っており、丼の下にはカレーが浸透していない部分もあり、箸休めに良いです。

アナゴ寿司には蕎麦の実を米にように加工した「そば米」使用。

これも食感良くて美味でした。

オープン仕立てのせいか土日でも比較的空いており、周りには蕎麦前で一杯召し上がっている方も。サービスも銀座らしく丁寧で、雰囲気も良好です。またお伺いさせていただきます。ごちそうさまでした!

「日本ばし やぶ久 銀座店」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

成富さん-スタイリッシュな十割蕎麦/the 206th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”、206日目は久々のお蕎麦、”成富”さんにお伺いしました。トリプルからは少し距離があるのですが、とても美味しかったのでご紹介させていただきます。

場所は築地・新橋よりの銀座8丁目、”二葉ビル”の1階、銀座中学校のすぐ近くです。
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店内は黒塗りのコンクリート?床にオープンキッチンと、蕎麦屋らしからぬモダンさ。 スタッフの方々の雰囲気を含めクールな雰囲気です。お洒落な赤茶色のカウンターとテーブル席がありますが、席数はそう多くありません。

まずはこちらをお願いいたしました。

“天ぬき” ¥1.080
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メニューに葱と帆立の天ぷらと説明があり、美味しそうと思い注文。 ただの天ぷらを想像していましたが、全然違いました!

“天ぬき=天ぷら蕎麦、蕎麦ぬき”の略だったのですね。勉強になりました。 サックリと綺麗なかき揚げに芳醇なカツオ出汁、こっくりとした甘めのつゆが美味。葱や帆手も良い素材を使っているようです。予想外でしたが、温かい蕎麦も食べたようで得した気分です!つゆも全て、美味しくいただきました。

“せいろ” ¥864
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嬉しい新そば! 綺麗です!そして美味しいです! 口に入れたときの抵抗のなさ、雑味のなさが素晴らしい。瞬間的に美味しいと感じたお蕎麦は初めてでしたので驚きました。

瑞々しい細打ちの十割蕎麦は何の違和感もなく、するりと喉を通り過ぎていき、気持ちが良い。おそらく日本酒とも相性抜群かと。あったらあるだけ食べられそうですが、程よいボリューム。香りの良い蕎麦つゆも美味しいです。

白濁したトロトロ濃厚の”蕎麦湯”も好みでした。
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12時過ぎには行列が出来始めましたので、お猪口二杯分、急いで完飲です。  古伊万里の蕎麦猪口を初めとした食器などのこだわりも十分。 酒肴メニューもかなり魅力的でしたので、次回はお酒が飲める時にお伺いしていみたいと思います。ごちそうさまでした!

“成富”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

場所はコチラです。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。