スリオラさん-モダンスパニュッシュの名店/the 200th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”、200日目は、初のスペイン料理。ミシュラン2つ星、麻布十番の人気スペイン料理店が銀座に移転したとのことで、早速お伺いしてみました。
場所は銀座6丁目、1階にバーニーズ ニューヨークさんが入っている“交詢ビル”の4階でございます。
7丁目に移転した”レストラン よねむら”さんがあった場所で、店内もほぼそのまま使用されているようです。 赤い椅子が黒い椅子に変更されており、よりシックな雰囲気。オープンキッチンの前の、奥行きの広いL字型カウンターもそのまま。このカウンターすごく好きです。席間はゆとりを持ってとられております。
ランチメニューは¥4,800、¥6,800の2コース。3つのメイン料理から何品選ぶかで値段が変わります。本日はメイン料理2品の”¥6,800(w/o tax, サ別10%)のコース”をお願いしました。
“米粉チップ、クラッカー”
料理の前の一口。オリーブオイルがたっぷり入ったクラッカーが美味。
パンはフォカッチャのようなタイプでお代わり自由。
オリーブオイルを練りこんでいるため、そのままでも美味しいです。
“パン コン トマテとシマエビ”
トマトを染み込ませたパン コン トマテ。 外側にカリッとしたパンを巻いており食感が楽しめます。
“アホ ブランコとレアに焼きあげたホタテ”
目の前でアーモンドベースの冷製スープを掛けて仕上げていただきます。 にんにく(=アホ ブランコ)が仄かに香り、甘酸っぱく暑い時期にぴったりの一品。マスカットとも合うんですね。
“白イカのブランチャとココナッツのボンボン”
食感がもの足りないため中には歯ごたえの良いサラダが仕込んであります。ボンボンを割ると中から溢れ出るココナッツミルクを、イカと絡めていただきます。少々エスニックな雰囲気もいたしますね。イカスミを浮かべた、イカの身とワタを使ったソースは豊潤な香りで美味。
“イトヨリのブランチャ サフランライスのソース”
付け合せは小タマネギとアーティチョーク。見た目も美しいお料理です。透明感のある白に、赤い部分がうっすら残る美しい火の入れ方。イトヨリは身が薄く火が通りやすいため、重ねて焼いているそうです。 スペインらしいソースも面白い。
“イベリコ豚ロースのアサード 揚げナスのトマトジュレ寄せ”
付け合せはジロール茸(アンズタケ)のオイル煮。 豚は歯ごたえはしっかりあるが、不思議と柔らかく美味!そして思ったよりさっぱりとしておりました。キルシュとシェリー酒を使った甘味のあるソースとお肉の相性は抜群でした。
ここでメニューには乗っていないが余裕があるなら是非お米料理をとのアナウンス。 もちろん通常ポーションでいただきます。
“豚足と椎茸のアロス メロッソ”
米から出るデンプン質を利用して作るお粥風な料理です。 スペインの三大米料理の1つだそうです(他パエリア、アロス カルドソ)。食材から出る出汁が効いていおり美味! おそらくスペイン産だと思われる大きい松の実も良いアクセントに。
“オレンジ・チョコレート・コーヒー”
上には食感の良いカカオニブ、中には冷凍オレンジ、チョコレートアイス。 こちらも意外とさっぱり食べられます。
“小菓子”
ライムエキスの入ったボンボンショコラ、チュロス、ホワイトチョコ、ラードを使ったスペインのお菓子4種。小さいですが1つ1つ手が込んでおります。
最後は美味しい”コーヒー”で。ごちそうさまでした!
料理の提供はゆっくりめで丁度2時間でした。ボリュームがかなり多いため、これくらいのゆとりは必要でしょう。しかしこの内容で¥6,800とは・・・相当お得感がありますね。
味はスペイン料理らしく味付けはしっかりしていましたが、後味は非常に良かったです。 感度も高く、メリハリもあり飽きさせないコース料理。 モダンフレンチとも確かに違う初体験のモダンスパニッシュ、新鮮でした!
銀座にまた魅力的なお店ができて嬉しく思います。 本多シェフに話を聞けて、仕事も垣間見れるカウンター席がお勧めですね。 スペイン料理、ちょっとはまりそうです。またお伺いいたします。
“スリオラ”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。
場所はコチラです。
お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ 。