スパイスラボトーキョー|新しいインド料理 モダンインディアンキュイジーヌとは/the 455th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」455日目、本日はインド料理です。2019年11月16日にオープンした「ジクロス ギンザ ジェムズ」の10階にオープンした「スパイスラボトーキョー」にお伺いしました。

場所は銀座6丁目、外堀通りとみゆき通りの交差点。
ジクロス ギンザ ジェムズの10階
地下1階-2階はゴルフショップの「テーラーメイド銀座」が入っています。

ブルーの椅子が印象的な落ち着いた雰囲気、テーブルに置かれた茶色のワイングラスがお水用、陶器製でずっしりしています。
スパイスラボトーキョー
シェフ始めスタッフの方に日本人はほとんどいらっしゃいません。なんと10ヵ国の方が働いていらっしゃるとか。多くの方が日々日本語勉強中です。

インド料理といっても「モダンインディアンキュイジーヌ」を掲げ、料理もコースのみ。ランチコースは¥3,300からありますが、本日は・スパイスジャーニー ¥6,600(w/o tax)というコースをお願いしました。

最初に世界的に有名なデンマークのレストラン「ノーマ」やインドのリゾートホテル「アマン」などでの経験があるというテジャス ソヴァニシェフから挨拶がありました。2分くらい話されていたが、ほとんど分からず。。。笑顔が可愛いですが、34歳に見えない風格。 メニューにはその料理の食材が書かれていますが、どのような形で出てくるか全く想像が付きませんが、インドを旅するような感覚を楽しめるコース構成となっています。

・寺院 Offering(捧げもの)クリスピーレンティ、3彩色のチャッツネ
寺院 Offering(捧げもの)クリスピーレンティ、3彩色のチャッツネ
炭で色付けしたココナッツ、トマトクミン、アボカドコリアンダーの3色チャツネにワダ、ヨーグルト。黒緑赤が歌舞伎の定式幕(市村座)を連想させるのも銀座らしいか(ちなみに歌舞伎座は黒赤緑の森田座仕様)。生姜、カレーリーフの香るスナックと最初からスパイスをふんだんに使った料理です。複雑な香りが面白い。

・カボチャのスープ
カボチャのスープ
味噌、バター、生姜、フェンネルの香り。ほのかに感じる味噌の使い方が巧く、シェフのバランス感覚の鋭さを感じます。

・街路 Pride(誇り)5バーラトの愉しみ
5バーラトの愉しみ
インドの屋台料理5品、パニプリ、紫蘇の天ぷら、ひよこ豆のケーキ、バターチキンのサモサ、、鴨のカバブ。 パニプリの中の水も梅、味醂、ミントを使用(普通は酸っぱい水)、ソースにワサビ、鴨肉にプルーンとマンゴーを合わせたりインドの屋台料理をアップデートした縦横無尽な組み合わせ。お味も抜群。

・湾岸 Bay
海老、ポテト、ニラと長ネギのマスタードソース
スパイスでマリネした海老、クミンの香りのポテト、ロブスター香るライス、ニラと長ネギのマスタードソース。透明な粒々フィンガーライムの酸味も爽やか。

・ロイヤル Royalty
タンドリーラムロイン、サフランソース
タンドリーラムロイン、サフランソース、ナスのムース、ほうれん草。このソースが絶品。14種のスパイスを使用しているそうですが、サフランの嗅覚をくすぐる香りが素敵。ラム自体の味は弱いですが、このソースで十分美味しくいただけます。今日一番の一皿でした。

・4種のクルチャ
4種のクルチャ
左からチキンとチーズ、ズワイガニとニラ、トリュフマッシュルームとトリュフ、バターと4種類のクルチャ。ケツルアズキのダルカレーや、先ほどのサフランソースに付けても美味。

・チキンビリヤニ
チキンビリヤニ
器も全て特注でしょうか。香りを感じやすい筒型形状です。

ライタ、ダルカレーを掛けていただきます。
チキンビリヤニ
蒸し方が上手いのか、バスマティライスがフワフワで香りも良く洗練を感じるビリヤニ。しかもクルチャ、ビリヤニはお代わりできます。もちろん両方フルサイズでお代わりいただきました。

・フェスティバル Bitter & Sweet Symphony
ターメリックとナツメグのアイスクリーム
ターメリックとナツメグのアイスクリームに4種のソースは、黒がエスプレッソとマスカルポーネ、紫がベリーとタイム、黄色がバニラビーンズとカスタード、オレンジがカボチャとカルダモン。 お勧めにしたがい全部一緒にいただきましたが、喧嘩せずに食べられます。アイスが美味しい。

最後のドリンクはコーヒー、紅茶ともに3種から選べます。 ・ミディアムダークロースト:アッティカン エステート
ミディアムダークロースト:アッティカン エステート
スタッフの方は普通のコーヒーです。とおっしゃってましたが、インドのコーヒー豆のよう。優しいけれど、独特の味わいで美味しいです。

インド料理というと渾然一体となったスパイスのイメージですが、各スパイスの個性を感じられるような味わい、スパイシーですが辛い料理は一切ありませんでした。和の食材を巧く組み合わせ新鮮さを感じるコース内容、インド料理は1品の量が多く、1名だとカルトで頼むのが難しいですが、コースで少しずつ出てくるのはとても有難いです。コース内容がどれくらいで変わるのかを聞き忘れましたが、またお伺いしたくなるインド料理店でした。ごちそうさまでした!

「スパイスラボトーキョー」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。
スパイス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です