ソヤ銀座|和と北欧の香る創作イタリアン/the 410th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」410日目、本日はイタリアン「SOYA ソヤ銀座」にお伺いしました。

以前は日比谷寄りの銀座5丁目にあったのですが、2018年6月に銀座1丁目、昭和通りの少し東側に移転いたしました。

同系列の日本酒居酒屋「縁」のお隣。ちなみに後ろに見えるのは高層マンション「銀座タワー」です。

1階がカウンター、2,3階がテーブル席となっています。以前より店内は明るく、カウンターも広くなって気持ちの良い1階席です。 基本はアラカルトでのオーダー、コースは大人数用のコースのようなものしかないそうですが、1名でもお任せコース風に提供可能ということなので、そちらでお願いしました。

・パン3種 フォカッチャ、全粒粉パン、薄焼きパン ¥500(w/o tax)

お持ち帰りできるように紙袋に入っているのが思いやり。カリカリの薄焼きパンはビールのつまみに最適。

・長崎産サザエと菊芋のムース オリーブ アンチョビ レモン

見た目も楽しい一皿、サザエと菊芋、ソースの組み合わせは間違いなし。サザエは味というより様子が良いので大好きです。カリカリのケッパーの風味がアクセント。

・塩豚バラ肉の煮込みとセロリアックのスープ

スウェーデン風 スウェーデンでメジャーな根セロリのスープ。根セロリがばっちり入ったこういう形のスープは初めてですが、もっちり食感で美味し。根セロリ同様、沢山入った豚バラも極爽やかに仕上げてあり、スープとの相性も良い。スープにあるまじき食べ応えでした。

・コルツェッティ 二枚貝と酒粕のソース

初めていただく北イタリア リグーリア州の伝統的コイン型パスタ。結婚式の時などには両面に家紋を押して作られるそうです。具材はカキと海老芋団子。もちもちのお団子美味し。 辛さ控えめなバスク地方の唐辛子エスプレットが貝と酒粕という甘みが強く膨張しやすいソースの味を上手く引き締めています。

・大葉のリゾット 仔羊の山葵煮込みと芽キャベツ

長時間かけて大葉の旨味を抽出したソースのリゾット。それほど味や香りは濃くなく、和風な柔らかで心地良い味わい。お米は本場のものにはやや劣るような気もいたしますが、石川県産のカルナローリ米を使用し食感良し。仔羊のそぼろも美味しい。ポテンシャルを感じる一皿でした。

・鳥取県産イノシシもも肉の煮込み リポリータと温野菜

素朴な味わいの豪快な塊肉は、柔らかホロホロで美味しい。

クセのないとても綺麗な味に仕上げてあります。

厚みも十分、ボリュームがありましたが、美味しすぎて赤ワインと一緒にあっという間に完食です。

・ティラミスムース ローズマリー風味のキャラメルソース

ティラミスはこういう形か。マスカルポーネのムースに、チョコパウダー、タッパに入ってレンコンっぽく見えたのはコーヒーのメレンゲ。黒いソースが黒蜜、パウダーがきな粉っぽくて少しわらび餅っぽい。想像するより甘さは控えめでした。

移転前と比べ料理の雰囲気も随分変わっており、同じお店かと思うほど美味しくいただけました。イタリアンをベースに、北欧的イノベーティブな要素と日本の素材をミックスし、カジュアルに親しみやすく構成している印象。お肉を使った料理が多かったですが、後味も軽やかです。銀座にはないタイプのお店ではないでしょうか。

個々の料理の値段はわかりませんが、デザート含む6皿のコースで¥8,000程度と考えると、かなりリーズナブルに感じます。 サービスや雰囲気は相変わらず、シェフやスタッフの方々もフレンドリーで料理の説明も丁寧、とても居心地の良いお店です。とても良かったので、たびたび寄らせていただきたいと思います。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

「ソヤ銀座」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

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