銀座 うち山|春を愛でる日本料理/the 417th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」417日目、本日は和食、2002年オープンの有名店「銀座 うち山」にお伺いしました。
場所は銀座1丁目、昭和通り1本東側の通り沿いのビル、地下1階。
あまり目立ちませんが店名の書かれた小さな照明が置かれています。
落ち着いた明るさの店内は一直線11名のカウンターに個室2部屋。ランチのリーズナブルな鯛茶漬け、お弁当が大人気でしたが、残念ながら2019年3月で終了しており、現在は¥5,000からのコース料理のみ。本日は・ランチ会席コース ¥15,000(w/o tax)を事前に予約してお伺いいたしました。まずはこちらから。
・焼きゴマ豆腐
名物のゴマ豆腐。うち山出身の方は独立後も必ずと行っていいほどゴマ豆腐を最初に出されています。醤油をかけて。サイズも大きめ、外はカリカリ、中は本当に滑らかでフワフワです。
・カツオ 黄味醤油
軽く炭焼きで。この時期のカツオはさっぱりしていますが、黄味醤油でコクを追加。
・アスパラガス酒盗漬け、ホタルイカ ウルイ ウニ乗せ、生このこ 大根おろし
お酒のアテに最高の3品でした。酒盗に付けた白アスパラの上にグリーンアスパラというのが面白い。
・イサキ
こちらも軽く炙って、なんと5kgもある特大サイズだそうで5日熟成、食感も素晴らしく皮部分も美味、噛むほどに旨味が出ます。
・アサリ真薯、タケノコ、ワカメの碗
春に美味しい素材3つの組み合わせで間違いのない美味しさ。しっかりとしたお出汁も滋味です。
・平貝の磯辺焼き
フキノトウの天ぷらがアクセントになりますが、ちょっと苦味が勝ち過ぎる印象です。
目の前では鯛茶漬け用の鯛を人数分カットしていきます。
見るからにプリプリで美味しそうです!
・焼きタケノコ
京都の長岡京のタケノコ。とても柔らかでシャキシャキ、ほぼ醤油を塗って焼いただけだと思いますが、クセは一切無く、タケノコ自体の甘みも十分な春の味覚。
・野鴨、クレソン
飛騨高山の鴨だそうです。しっかりした噛みごたえとさっぱりとした旨味のとても食べよいお肉です。お出汁が美味しい。
・鯛茶漬けセット
お米は羽釜で炊いた新潟県岩船産コシヒカリ、お米だけでも十分美味しいのです。最初は鯛のゴマだれ和えを熱々の白ご飯と一緒に。
良きところで薄く仕上げた煎茶を掛けて鯛茶漬けに。
お茶を掛けることで鯛のニュアンスも変わるのも楽しいです。コクのあるゴマだれが煎茶で中和され非常にさっぱりといただけます。美味しいご飯も沢山炊いていただけるので、鯛が無くなった後も雑魚や漬物で楽しめます。残ったご飯は雑魚握りにしていただけるのも嬉しいです。
・葛切り
打ち立てのものを黒蜜でいただきます。葛切りはそんなに食べた経験ありませんが、喉越しが素晴らしく、今までで一番美味しかったです。
最後はお抹茶を点てていただきました。
今日使用した箸とナプキンはお土産にいただけます(もちろん箸は洗っていただけます)。女性の料理人の方も多いこともあり、細やかなサービス、和やかな雰囲気で食事をいただけます。貝、山菜、タケノコと春の美味しさを満喫できたランチタイムでした。ごちそうさまでした!