ランファン クー エ クー|華麗なフレンチレストラン/the 516th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」517日目、本日は2013年オープンのフレンチレストラン「ランファン クー エ クー」にお伺いしました。
場所は銀座7丁目、数奇屋通り沿い、「高谷銀座ビル」の6階、カウンターはなく、テーブル席のみ、フランス料理店らしいクラシックでエレガントな内装です。
語呂が良い「ランファン クー エ クー」という店名は直訳すると「子供 心と心」で、色々な思いが込められています。
料理はおまかせコースのみ、ランチは¥5,000からありますが、本日は・おまかせランチコース ¥8,000(サ別, w/o tax)をお願いしました。
・トマトとアンチョビのキッシュ
上の白い花びらは牛乳の風味豊かなチーズ「テット ド モワンヌ」、ほの温かい生地も軽やかで美味。期待の高まるアミューズです。
・魚介と果物のサラダ仕立て 燻製の香り
ホタテ、タコ、焼いたウニ、柿、巨峰、イチジク、ビーツ、アクセントにチーズ。様々な素材が入っていますが、香りによるものか、しっかり統一感も感じられます。
・自家製パン
ナッツ入りのふわふわで美味しいパンは、ソースを味わう様に大活躍。フレンチですが、重たいバターではなくオリーブオイルの提供も個人的には嬉しいです。
・とりたま
梶山シェフのスペシャリテ。鶏肉と卵の親子丼ではなく、トリュフと卵の「とりたま」です。中のフランの中には卵黄、濃厚なトリュフソースとの組み合わせは間違い無い美味しさ。名前と見た目は可愛いですが、クラシックフレンチの力強さを感じる一品。
・真鯛のポワレ
上に鹿肉のソーセージとトキイロヒラタケ、車海老のソース。厚みもある鯛は皮目はパリパリ、身はしっとりとした火入れ。野趣味のある鹿肉ソーセージは単一で美味。オレンジ色の綺麗なキノコを使うなど、真鯛とソースとの彩もよく考えられています。
・桑の葉茶のグラニテ
薬草っぽいお味は、もしかしたら苦手な方もいるかましれませんが、クセのある味わいは望むところ。パチパチキャンディー入りでびっくりしました。
・エゾ鹿フィレ肉のロースト
付け合わせはフォアグラ、梨。柔らかく味の濃い、とても美味しい鹿肉にはシンプルな赤ワインソースが良く合います。フォアグラとお肉は一緒に食べると至福のお味。
・モンブラン、エスプレッソアイス
こちらも好物、中のベリーのアクセントも酸味が強くなく好み。苦味のあるアイスもとても美味しい。
・小菓子、コーヒー
小菓子も味噌が使われるなど、日本的な食材の使い方も面白いです。
内装や「愛を語りたくなるレストラン」というキャッチコピーから、料理も軽い味を想像していましたが、良い意味で予想を裏切る内容。盛り付けは華やかですが、お味は骨太なものもあり、量的にもとても満足です。クラシックなフレンチ好きな方にもお勧めできるレストランです。ごちそうさまでした!