アルジェントASAMI|演出が痛快です/the 182th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”、182日目の本日はイタリアンでございます。
銀座の有名イタリア料理店の1つ“アルジェントASO”さんにお伺いしました。 場所は銀座3丁目、外堀通りから1本東側の通り沿い“ZOE銀座”の8階です。
1階にバーバリーさんが入っているビルで、プランタンの裏側でございます。 エレベータを降りるとシックで高級感溢れるウェイティングルーム。8階にもダイニングはあるようですが、本日は9階のダイニングへの案内でした。
ガラス張りで明るい店内、席間も適度に離れており、優雅な空間でございます。
ランチコースは¥4,000、¥6,000、¥9,000(w/o tax、サ別13%)の3種類。本日は“PRANZO C” ¥9,000をオーダーいたしました。
前菜 “フォアグラのムースと茹でたての新じゃが芋 イタリア産の生ハムとサラミの盛り合わせを添えて”
まずハーブと一緒に茹でられた新じゃが芋が鍋のまま登場。トングで取ってお皿にいれていただけます。
じゃが芋は、まったりとしたフォアグラのムースを付けていただきます。じゃがバターを連想させる面白いお料理です。
パン ”フランスパン”
特に小さくてカリッと香ばしいフランスパンは絶品でした。フランスから空輸しているそうです。その後フォカッチャも出ました。
パスタ “春野菜のスパゲッティ”
カチョエペペというオリーブオイル、黒胡椒でつくるシンプルなパスタの超豪華版。 ミルクを泡立てたものが乗り、軽く黒胡椒で味付けしたパスタと、キャベツのお皿に載った春野菜を別々に提供。 自分で混ぜていただく趣向でございました。
好物の百合根も入っており嬉しくなります。また、ベーコンで味付けした寒天が良いアクセントとなっております。予備知識あまり無くお伺いしましたが、料理の演出が面白いお店なのですね!
続いてのこちらも独特。 妖しげな風呂敷包みが登場。
「包みを開けて香りを楽しんで下さい」と一言。 こわごわと銀の輪を外し、包みを開けると温かい良い香りの洪水!
芳醇な香りに驚いていると、さらに、その中には熱々の不可思議な塊。
ハーブの乗った岩塩の蓋なのですが、それをパカッと外すとついにお料理が登場。
魚料理 “真鯛の香草岩塩包み焼き エシャロットのソース”
こちら絶品。 ふっくらと包み焼かれた真鯛が素晴らしく、白ワインとバターとエシャロットの濃厚なソースも美味。
肉料理 “仔羊背肉の炭火焼 田芹のリゾットを添えて” +¥1,000
揚げられた立派な田芹が季節感を演出。こちらはシンプルにマスタードのソースでいただきます。ボリュームもたっぷりで、焼き加減も上々。美味しい羊でございました。 芹の香りが心地良い和風なリゾットも、ソースと混ぜて美味しくいただきました。
デザート “フォンダンショコラ、温州みかんのシャーベット”
最後は小さいけれど丁寧に作られた愛らしいデザート。 丁度良いサイズ感ですね。
しかし、最後はさらに愛らしかった!
小菓子 “ホワイトチーズのムース”
涼しげな白ウサギ。丸みのあるフォルムが絶妙で、食べるがもったいない可愛さ。美味しくいただきました。
演出盛りだくさんの、アグレッシブなコースでございました。 もはやフレンチではないのかと思われるお料理で、個人的には大満足。昼は今回選んだ¥9,000のコースが一番楽しそうな雰囲気でした。イタリアンが好きな方は、ちょっと面食らいそうですので、気を付けた方が良さそうですね。 しかし全ての点で、好感触なお店でございました。
“アルジェントASO”さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。
場所はコチラです。
お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ 。