鳥半|路地裏の良心的焼鳥店/the 251th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”251日目です。本日は路地裏の焼き鳥店”鳥半”さんにお伺いしました。お店への入り口は2箇所。
1つは、みゆき通り沿い。「ジュンアシダ」さんと「風月堂」さんの間の路地。こちらの看板は少し違和感があって、目立っていますね。
もう1つは、ソニー通り沿い。ランプのように美しく飾られたエミール・ガレやドーム兄弟のガラス工芸品が目を引く「銀座ジャンセンギャラリー」さん脇の路地。
路地を抜けると、何とも素敵な風情のお店が現れます!
頑固親父のピリピリしたお店だったらどうしようと心配していましたが、扉を開けたら一安心。木の質感が優しい雰囲気の良いお店でした。 入って左側がカウンター、右側がテーブル席。ホールは女性2人で切り盛りし、奥ではご主人が一生懸命、鳥を焼いたりしています。
柔らかい気質のカウンター、落ち着きます。 お店に入ると「初めて?コースだけだけどいい?」と聞かれますが、望むところです。 こちらのお店は単品ではオーダーできず、¥3,500のコース1本ですが、苦手なものは抜いてくれます。
小さいコース内容の書いた紙を見せていただき、内容を確認(カウンター奥の壁にもコース内容を書いた木札が下げてあります)。 砂肝を抜いてもらったので価格は¥3,300(w/o tax)でした。
“つくね”
小粒ですが、軟骨の食感がよく美味。鶏肉は以前は茨城産だったのですが、今は福島県の伊達鳥を使用しているそう。なんだか好感持てますね。
“うずら玉子、正肉、椎茸焼き、合鴨”
もも肉を使った正肉は大きくて満足感あり。 合鴨は程よい歯ごたえで、旨味も感じます。美味。
“鳥わさ”
ここで堪らずビールから日本酒にチェンジ。 お肉自体は申し分ないのですが、ワサビがもう少し効いていてもよかったでしょうか。
“ささみ”
見た目は少し微妙ですが、美味。 中は生で柔らかく、意表を付く味噌味が素敵。今日一番印象的でした。
“手羽先、かわ、レバー、ぎんなん”
手羽先は食べ応えあり美味しいです。
最後は美味しい”とりスープ”でさっぱりと。
お酒を飲んだ後では、熱すぎるくらいの熱さ、ちょっと強めの塩気が丁度良いですね。 全体的なボリュームは腹8分目くらいの丁度よく感じました。
ドリンクは以下をいただきましたが、良心的価格です。
“サッポロ中瓶” ¥600
“花の露 樽酒 枡” ¥500
“加賀鳶 純米大吟醸 グラス” ¥650
そつなく美味しい料理に、ご主人の高めのよく通る掛け声−「おっ願いしま〜す!」「はいっぎんなんっ!」−がよいアクセントとなっています。 単品でオーダーできると嬉しいですが、コース1本だからこそできる良心的価格なので文句は何もありません。 一人でも何の気兼ねもない家庭的なお店で、とても好きになりました。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!
営業は平日の夜のみ。予約も取れませんのでお気をつけ下さい。コースはお腹がいっぱいになったらストップすることも可能です。
お立ち寄りの際は是非トリプル銀座にもお立ち寄りくださいませ。