ふぐ倶楽部 miyawaki |ふぐの美味しさを身近に感じて/the 495th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」495日目、本日はフグです。2019年12月オープンしたフグ料理専門店「ふぐ倶楽部 miyawaki 」にお伺いしました。
場所は東銀座、銀座1丁目、新富町近く、シダレヤナギが植えられた銀座柳通りの延長上。ぶら下がった杉玉(酒林)が目印。右隣は日本酒の種類が豊富な居酒屋「縁」、左隣は予約が取れないレストラン「チウネ」です。
お店は3階建てで、現在1階は立ち飲みカウンター、2階、3階がテーブル席。高級なイメージのあるフグを身近にというコンセプトだそうで、カジュアルな雰囲気。アラカルトでも頼めますが、コースも1種類ありますので、本日は・おまかせコース ¥8,500(サ別5%, w/o tax)をお願いしました。
・冷製茶碗蒸し
イクラ、枝豆、湯葉、夏にぴったりの涼しげな茶碗蒸しです。
・てっさ
こちらで使用されているのは養殖のトラフグなのですが、3kg以上の大きいものに限って仕入れられているそうです。厚くカットされた刺身は、ブリブリした食感で、噛むとほんのり甘みを感じられます。美味。
・焼フグ
焼いたフグの身はあまり出会いませんが、ふわふわ柔らか仕上げ。吊るされた杉玉でも分かるように日本酒も豊富。ひれ酒はもちろん、天隠、仁井田本家、寺田本家、新政など日本酒好きには嬉しい品揃えです。
・フグくちばし焼き
フグの口は初めていただきました。甲殻類や貝などを食べるので、歯は板状になっており頑丈です。食べられる周りはプルプルでコラーゲンたっぷり。珍味です。
続いてコチラ。
テーブルに置いてあるロースターでスタッフの方に焼いていただく「ふぐ倶楽部 miyawaki 」名物の焼フグ。
・焼フグ
フグの身、皮、ナス、シメジ。淡白ですが、甘みのあるジューシーな身に、独特な食感を有する皮、タレも添えられますが、ニンニク風味の塩だれに漬けてあるため、何も付けなくても美味しい。おそらくサイズの大きいフグでないと成立しない調理法で、フグの本場大阪でも見かけないという、この食べ方は面白い!
・フグ唐揚げ
こちらは定番。衣サックリ、中はごく柔らかで間違いのないお味。
・蒸しフグ
フグ焼売か何かかと思ったら蒸したフグのカマでした。下には白菜、シメジなどの野菜も入っていてポン酢でいただきます。手で持って骨を割りながらむしゃぶりつきます。頑張らないと辿り着けない骨の周りが美味しいです。
・フグ雑炊
最後はフグを食べるなら〆に絶対に食べたい雑炊で。滋味深いお味。冬のイメージが強いフグですが、夏もちゃんと美味しいです。
・黒ごまアイス
大阪の会員制ふぐ料理店で修行されたという店主の宮脇さん始め、スタッフの方も明るく和やかな雰囲気の中、美味しいフグ料理を堪能できました。銀座には「とらふぐ亭」など大手企業経営のもう少しリーズナブルなお店もありますが、フグの味を考えると、こちらの方が満足度は高い印象です。次回は1階の立ち飲みスペースを利用させていただこうと思います。ごちそうさまでした!
「ふぐ倶楽部 miyawaki」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。
お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。