お料理 志ぶう|独特の感性が冴える小さな和食店/the 336th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」336日目です。ちなみに本日11月24日は「和食の日」、そんな訳で11月3日にオープンした和食店「お料理 志ぶう」さんにお伺いしました。
当ブログでもご紹介した銀座3丁目、松屋通りの「おおたに」(その時に記事はコチラ)で腕を振るわれていた渋谷さんが独立して始められたお店です。
カウンター7席の小さいお店です。
調理場も全てカウンター向いに集約されており、隠れ場所無し!非常にオープンで潔い雰囲気です。
現在・おまかせコース ¥12,000(w/o tax)、1種類のみ。こちらからスタート。
・香箱ガニ
念願の香箱ガニ!11月6日にカニ漁が解禁されました。緑色の橙をたっぷり絞っていただきます。 内子外子もたっぷり。やっぱりシンプルに食べるのが一番美味しいです。
・シュロップシャーブルーチーズの茶碗蒸し
イギリスのブルーチーズは、そのまま食べても塩が効いていてお酒のあてに最高。 黒トリュフを乗せて洋風に仕上げた茶碗蒸し、気が利いています。
・青森県産トラフグ
3.5kgほどのフグを1週間ほど熟成。 厚みもしっかり、旨味もしっかり。皮のコリコリ食感も素敵です。絶品!
・クチコ、子持ち昆布、葉わさびの酢漬け
干しクチコは日本酒に浸して半生状態。お酒が進む。
・フグ白子
この時期でも素晴らしいコクとミルキーさ。こんなに早く白子をいただけるのは嬉しいです。
ここでミス発覚!白子を焼いて出そうと思ったら、何故か子持ち鮎を焼いて出してしまったそうです。こんなミスなら大歓迎ですね。
・和牛リブロース、天王寺カブの白味噌椀
すごい大きなカブを見事な包丁さばきで薄切りに。お肉料理ですが優しいホッとするお味です。
通常の〆は手打ち蕎麦なのですが、特別に追加料金でうな丼にしていただきました。
ご飯もちゃんと釜で炊いていただきました。
・うな丼
大満足!和食屋さんで食べるウナギは美味しいのです。
・柿、抹茶ぜんざい、エスプレッソ
エスプレッソというのが楽しい。砂糖を入れてないのに甘みがあって飲みやすい不思議なエスプレッソでした。抹茶ぜんざいもホッとするお味で美味しいです。
ドリンクは以下をいただきました。
・エビスビース 小瓶 ¥700
・麒麟山(新潟県東蒲原郡 麒麟山酒造)吟醸辛口 ¥1,300
・越乃雪椿「花」(新潟県加茂市 雪椿酒造)純米吟醸 ¥1,300
日本酒の種類は少なめ。今後の増量に期待です。大将はソムリエの資格を持っていらっしゃるのでワインも良さそうに思います。
ストレートな料理の隙間合間に感じる独特な感性が楽しいコース内容でした。 とてもフレンドーでサービス精神の豊かな大将なので居心地も良好。楽しい時間は早く過ぎるもので、いつの間にやら3時間半もたっていてびっくりいたしました。 今後の渋谷さんらしい料理の広がりや進化も楽しみなお店です。
シンプルな椀物は出さないんですね。とお伺いすると特注のお椀待ちだそう。また出来上がったらお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした!