シェ イノ|フレンチの名店でマリアカラス /the 372th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」372日目、本日はフレンチです。少し足をのばして京橋まで、フランス料理の名店「シェ イノ」にお伺いしました。井上旭氏がオーナーシェフをつとめるフランス料理の老舗です。
荘厳なエントランス。場所は東京メトロ京橋駅の近く「明治京橋ビル」の1階です。ドアを開けてすぐがウエイティングバー、奥がダイニング。これぞフレンチという華美な雰囲気、銀座レカン、アピシウスなどと同じ、今は少なくなってきているグランメゾンです。
ランチコースは¥5,840からありますが、せっかくなので一番上の・ランチコース ¥11,880(サ別13%)をお願いしました。まずはこちらから。
・新玉ねぎ コンソメのジュレ
甘くて美味しい新玉ねぎ。香りの良いコンソメジュレも効いています。
・オマール海老のガトー仕立て コート ドール風
見た目も綺麗な料理はこちらのスペシャリテ。キャベツで包まれたのはオマール海老と手長海老、野菜はなんと7種類も使われているそうです。上にはタラバガニのカクテル。4種類のソースが相まみえますが、甘味を引き立てる白いウニと貴腐ワインソースが肝です。
・スズキ 帆立のムース はまぐりソース
貝類の芳醇な香りが素敵。上にはソラマメとアサリ。しっとりと仕上げられたスズキも美味しいです。
続いて予約時にお願いしていた楽しみのメイン!
・仔羊のパイ包み焼き マリアカラス風 +¥3,240
シェイノを代表する料理がこちら。井上氏がパリのマキシム ド パリでの修行時代、常連であったオペラ歌手のマリアカラスに因んで命名された逸品。羊の中央にフォアグラ、トリュフを入れたパイ包みで、火入れが非常に難しいそうです。パイ包みにより旨味が凝縮された柔らかな羊肉に、濃密で気高い香りのペリグーソースが絶品。
パリブレスト、プリン、レモンのパウンドケーキ、フルーツタルト、チョコカシスケーキなど。
デザートワゴンは満足感あります。 最後は美味しい・コーヒーをいただいてゆっくりと。
メインのソースにしても思ったより軽めな仕上がり。時代によって味付けも変化させているそうです。久々のクラシックなフランス料理、堪能いたしました。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!
フランス料理店「シェ・イノ」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。
お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。