シャングリラシークレット 銀座店|永遠に飲み続けられる秀逸きのこの黒スープ/the 393th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」393日目、前回に引き続き本日も中華です。中華料理といっても幅が非常に広く、本日はミャンマー近くのチベット雲南省の料理です。六本木で人気のきのこ鍋のお店の「シャングリラシークリット 銀座店」にランチにお伺いしました。

場所は銀座8丁目、コリドー街沿いの「GINZA TOKIDEN」の8階。

1人でしたので奥に4席だけあるカウンター席にご案内いただきました。

基本的にコースのみの提供で¥2,800からありますが、本日はスタンダードコースの・宝茸黒湯(ほうじょうへいたん)¥4,500(w/o tax)をお願いしました。

・旬の前菜6種

ブルスケッタ、クラゲ、カボチャ、牛タンとピクルス、きのこの卵焼き、キクラゲ。半分の3種はきのこを使用、どれも美味しいです。

そして恭しく特殊な鍋が運ばれてきます。

鍋の底に火種が入っておりいつでも熱々です。きのこ鍋の前にスープを楽しみます。

・秘伝のブラックスープ

店名ともなっている「シャングリラ」、雲南省にこんな強気な名前の市が本当にあるのを初めて知りました。天然きのこ約30種を煮込んで造られるスープ、色は真黒ですが、キノコを感じる優しいお味で美味しい。 健康や美容にも良いということもあり目の前にあると永遠に飲めてしまいます。少なくなると継ぎ足してくれるので安心です。

カウンターからの眺め。

雲ひとつない晴天、目の前の線路を通る新幹線や在来線をぼんやり眺めながら飲む黒湯、はっきり申し上げて至福です!

続いてお鍋の食材・きのこ8種、彩り野菜と豆腐の盛り合わせが箱入りで到着。

きのこはタモギ茸、丹波シメジ、朱鷺色ヒラ茸、柿ノ木茸、黒アワビ茸、白舞茸、山ナメコ、ヤマブシ茸の8種、他こうや豆腐、雲南豆腐、湯葉、麺状の干し豆腐、ターツァイ、豆苗など。

鍋に入れて3分が食べごろ、3分砂時計を一緒に持ってきてくれるので安心です。

量はおおよそ2回分。

・キノコ鍋

キノコの味の違いはよくわかりませんが、食感の違いくらいはわかります。きのこは美味しい。そしてスープをたっぷり吸い込んだ豆腐が熱々で危険。スープは食材のお出汁も取り入れてだんだん濃厚に変化。

最後は・大山どり胸肉の薄切り

しゃぶしゃぶ程度の火入れで美味しくいただけますが、個人的にはちょっとしっかり目に煮たほうが好みでした。

〆は通常きのこ麺なのですが、メニュー名が美味しい・黒毛和牛の煮込みをのせた卵かけ御飯 たっぷりのトリュフかけ +¥800 に変更。目の前で断面の白い黒トリュフを削り、香りの強いトリュフオイルをかけて出来上がり。

中には卵の黄身が入っているので混ぜていただきます。はい、美味しいです。さらに黒湯をかけても大変に美味しいです。

最後はフワフワの・杏仁豆腐、中国茶

電車を眺めながらゆっくりさせていただきました。

鍋が1人用なので、1人でも利用しやすいお店です。スープが素晴らしいので、一番リーズナブルなコースでも十分楽しめるような気がいたします。ブラックスープ恐るべしでした。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

ちなみにキノコ鍋と言えば同じ雲南地方ですが火鍋の「御膳房 銀座店」もお勧めです。御膳房にお伺いした際の日記はこちら

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

青山シャンウェイ 銀座店|迫力満点!毛沢東スペアリブ/the 392th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」392日目、本日は中華です。神宮前にある有名中華料理店の「青山シャンウェイ」の銀座店がオープンしましたので、早速お伺いしました。

場所は銀座7丁目、昭和通りの1本西側、銀座からちょっと外れた静かな通り沿いです。

平日はお得なランチセットのみの提供ですが、土曜はランチセットは無く、夜と同じアラカルトでの注文が可能です。 店内は以前のイタリアンとあまり変わっていませんが、壁に美味しそうな料理の絵が描かれていたりと賑やかな雰囲気です。カウンター席もあるのでお一人様でも安心。

まずは温かな・鉄観音茶 ¥500 で落ち着きます。

本日は名物の毛沢東スペアリブとチャーハンをお願いしました。

・毛沢東スペアリブ ¥1,280

大きいというより「でかい」という表現がぴったりな大迫力。ニンニク、唐辛子、クミン、エシャロット、海老などが入った毛沢東チップも盛り盛りです。まずはナイフとフォークで行儀よくいただくとに。あまり抵抗なくナイフが入る柔らかさ、サクッと揚げられ、香辛料が程よく染み込んだ美味しいお肉です。思ったより脂っこさはなく安心いたしました。チップを付けながらいただくとじわじわ、辛さが迫ってくるのですが、これがまた快感!

銀座仕様なのか、手が汚れないようにビニール手袋が用意されていますので、最後は手づかみで美味しくいただきました。 残ったチップは料理にアレンジしていただいたり、お持ち帰りもできるそうです。ビールの摘みになるかなとスプーン一杯食べてみたのですが、これが激烈!次の日堪えそうな激辛、温かいお茶を飲んだら逆効果でしたので、すぐにお水をいただきました。

ご飯物は鉄板ウーロン茶炒飯と迷ったのですが・湖南風ピリ辛黒チャーハン ¥1,000 を選択。

ピリ辛とのことですが、先ほどの毛沢東チップで舌が麻痺してよくわからず。 別の店でいただいた黒チャーハンほど醤油の味も濃くなく、上品な仕上がりでした。2品を1人でいただくとかなりの満腹感です。

後日、平日ランチにもお伺いいたしました。

どれも千円以下のお得なランチセットです。

本日は・やわらか蒸し鶏のネギ醤油 ¥880をお願いしました。

14時間蒸しているだけあり鶏肉はホロホロ。骨まで楽々で食べられる柔らかさです。

・中華スープ、サラダ、ライス付き。

ライスはお代わり無料です。春雨とキクラゲたっぷりの温かい中華スープが美味しいです。お得なランチは日常使いに最適、やはり名物の毛沢東スペアリブが食べられる夜が素敵ですね。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

レストラン ラフィナージュ|目の覚めるタカラジェンヌなフランス料理/the 391th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」391日目、本日はフレンチです。10月8日にオープンした「ラフィナージュ」にランチにお伺いしました。日本を代表するグランメゾン「銀座レカン」の6代目料理長を務めた高良シェフがオーナーシェフを勤めるフランス料理店です。

場所は銀座5丁目、あずま通り沿い、とても細長く見える新築ビル「GINZA A-5」の2階です。1階にはカリフォルニアワインの「ケンゾーエステイト」がオープンしています。

エントランスで想像するより店内はずっと広々、目前でオープンキッチンが楽しめるカウンター席にテーブル席数卓。レカンのイメージからすると驚きのかなりカジュアルでリラックスできる雰囲気です。

現在ランチは・おまかせランチコース ¥7,000(サ別10%, w/o tax)1種類のみ。まずはこちらから。

前菜1・24か月熟成のコンテチーズのグジェール、竹炭マカロンとニンジンのムース、パテドカンパーニュ

見た目はよくある普通なアミューズですが、何故かとても美味しい。パテドカンパーニュは一口サイズでも肉の旨味が口の中に広がります。

前菜2・ズワイガニ、カリフラワーのムース、甲殻類のエスプーマ

混ぜていただくととても美味しい。期待の高まる前菜2品でした。

パンは・バゲット、カンパーニュ

品質を保つためフランスから直送された巨大なエシレバターから落とされた一片がとても滑らかで美味。パンの食べ過ぎ注意です。

・トラフグとロックフォールチーズ

チーズの主張はごく控えめ、一歩過ぎればストレスのかかるギリギリの食感の素晴らしい仕上げ。カマの部分を唐揚げに仕立てるのが憎い。

・黒アワビのコンポートと秋トリュフのコンポジション

これも素晴らしい一皿。和食では定番のアワビ、肝ソースは、安易に日本の調味料に頼ることなく、フランス料理的。苦味は残しつつも非常にまろやかなため、他の食材との調和も抜群。シンプルなトリュフ卵をより奥深くいただけます。この感覚は凄い。

・長崎五島列島産スジアラのポワレ、ヴァンジョーヌソース

7kg近くあるスジアラ、厚くカットし、中はほとんど生という状態。皮目も非常に美味しい。そしてアルボワ ヴァン・ジョーヌ 2010 ジャック・ティソという黄色ワインを使ったソースも印象的。フュメ ド ポワソン、エシャロットなどを使った軽いものではあるのですが、ベースがしっかりしているせいかで重層的で存在感も充分。

・エゾ鹿のロースト、ポワブラードソース

付け合わせはアピオス(アメリカほど芋)、マッシュルーム、根セロリのピューレ。肉の切れが気持ちよいのは重厚感のあるナイフのせいだけではなさそうです。2歳の雌鹿のロース部分ですが、こんなに鹿らしい鹿肉をいただいたのは初めてかも。ソースも絶品!

・ピオーネとハチミツのグラスのラヴィオリ見立て

アイスの上には白ワインのゼリー、ヨーグルトのエスプーマ。デザートもこれくらいボリュームがあると嬉しいです。

最後は美味しい・小菓子 チョコムース、マカロン、フェナンシェ

・ハーブティー ペパーミントをいただきゆっくりさせていただきました。

高良シェフの料理は初めていただいたのですが、素晴らしい内容。クラシックなフレンチと比べ軽めではありますが、どの料理も奥行きがしっかりと感じられるのが見事。「美味しいものをちゃんと食べて来たシェフが、ちゃんと考えて作った、ちゃんとしたフランス料理」という印象を受けました。

ほとんどお話はできませんでいたが、シェフはスーツを着たら大学教授か学者にしか見えなさそうな上品で寛容な雰囲気で、ソースや付け合わせなど全てが綿密に考えられた気品の感じられる料理は当然ながら味も抜群です。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

ファロ|新生ファロと資生堂に心からの拍手を/the 390th day

銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」390日目、本日はイタリアンです。10月1日にリニューアルオープンした資生堂のレストラン「ファロ」にランチ訪問いたしました。

場所は銀座8丁目、中央通り沿い、東京銀座資生堂ビルの10階。

インテリアは以前は淡いグリーン貴重でしたが、今回はブルーのグラデーション。各テーブルにはアイコニックなリンゴのオブジェ、椅子にはブラウンのレザーを配し、大地、海、空と自然をイメージ、天井も高く清々しい空間です。

以前のファロ資生堂の記事はコチラ。

現在ランチコースは¥8,000(サ別10%)の1種類のみですので、そちらをお願いしました。

・前菜の盛り合わせ

紅大豆コロッケ、カプレーゼ、ビーツとリンゴのスープ、蕎麦がき、海藻サラダ、グリーンサラダ、グリッシーニ、玄米チップ。甘味、苦味、酸味など植物の持つ力をダイレクトに感じられる前菜。昆布出汁でいただく蕎麦がきがとても美味しい。

・黒米パン、カンパーニュ地方のオリーブ

ちなみに、新しいエグゼクティブシェフに就任した能田耕太郎シェフはデンマーク コペンハーゲンの「ノーマ」、ローマの「bistrot64」などで経験を積まれた方。以前のファロ資生堂の面影はありませんが、期待が高まる前菜です。続いてはパスタ2種、リゾットから選択。

・ピーマンのカザレッチェラ(カサレッチェ)

カザレッチェラはS字型の断面のシチリアのショートパスタ。上に乗った不思議なものは竹炭とパプリカの出汁を固めたものだそうです。今まで食べたことのない不思議なお味です。

・変わり竜田揚げ(ワゴンチーズも選択可能)

ローズマリー、漢方薬にも使用されるというヤマトトウキ(大和当帰)の爽やかな香り。キタアカリのローストを添えて。レースのような大根をめくると一見豚肉のように見える竜田揚げ。食べてみるとお肉の味ではありません。不思議で面白い料理です。

・稲穂のめぐみ

長野県栄村小滝地区の特別なコシヒカリ「コタキホワイト」を使用した贅沢なお米デザート。米自体の甘味を生かしてあり美味しい。下には杏子ソースが入っており甘味を引き立てます。

プティフール・チョコレート最中、タバコの葉

2週間ほどかけて毒素を抜いたタバコの葉、タバコの葉がこんなに美味しく食べられるとは驚きです。ビターな最中も美味しい。

最後はコーヒーハンター川島氏のエルサルバドル産の美味しい・コーヒー ¥600をいただきゆっくりさせていただきました。

砂糖(ココナッツシュガー、きび砂糖)なしでも甘味があって美味しいです。以前のファロ資生堂と全く違うレストランになっており、疑問がいっぱいでしたが、食べ進むうち、そして食後には不思議と納得させられていました。 一見おかしな構成ですが、オープン一発目のコースとしてはとても良く考えられています。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、動物性食品(卵、乳製品含む)を一切使用していないヴィーガンコースとなっています(ディナーは肉、魚も使用されているそうです)。

初日にお伺いしたのですがユーモアを交えたサービスも完璧、スタッフの方々が生き生きと仕事をされているのが非常に印象的でした。お客様の反応にドキドキ(ビクビク?)しながら、それを楽しんでいらっしゃるようです。 頭に「ハテナ」を沢山生みだしながらいただく料理、単なる味という次元を超えた愉快さ、新たに就任した能田シェフの不敵なニヒリズムを感じます。

料理は全く変わってしまいましたが、根本は全く変わっておらず、むしろ西洋の科学と東洋の叡智を融合した先取り気質という資生堂の哲学はより顕著になっているでしょうか。 夜はまた趣向が違うようですので、またお伺いいたします。ごちそうさまでした!

お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。

和紙を使った天井の装飾。食材、器、カトラリー、内装にも日本のものがふんだんに使用されており、イタリアンを媒介として存分に日本を味わえ、そして享受できるレストランです。