本店浜作ー古き良き銀座を感じられる関西割烹/the 249th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ“銀座6丁目美食日記”249日目です。本日は、老舗和食店”本店浜作”さんにお伺いしました。
場所は銀座7丁目、金春通り沿い。
昭和3年、銀座に開店した老舗関西割烹で、なんでもカウンターから調理場の全てが見られるオープンキッチンスタイルを東京で初めて取り入れたお店とのこと。 昭和18年に現在の銀座7丁目に移転されたそうですね。以前から非常に気になっていたお店ですが、思い切って予約してランチ訪問。
入る時は緊張しましたが、着物姿の女将さん、大将ともに色々話しかけてくれたため、すぐに緊張はほぐれました。会席コースはかなり高価ですので、今回はリーズナブルな”お茶漬けコース” ¥5,400でお願いしました。まずはコチラから。
“滝川豆腐”
豆乳を寒天で固めたものをトコロテン突きで絞り出したもの。ほぐしていただきます。 暑い時期にぴったりの清涼感のある逸品。青柚子の香りが彩りを添えています。お汁も飲み干してしまいました。美味。
“青菜と油揚げの煮浸し”
出汁がとても美味しい。 こういったごまかしの効かない普通の料理が、絶品なお店は好感。
茶漬けは、基本は鯛なのですが、時期的によいものが入らないため本日はマコガレイで。
“マコガレイ茶漬けセット”
刺身ではなく漬けで供されます。 醤油はしょっぱくないギリギリのところで効いており、歯ごたえもよい。白ゴマがたっぷりまぶされており香りも素敵。 完全に酒のあてとなる料理ですね。
そのまま食べても、海苔とワサビで食べても素晴らしく美味しい。次回はぜひ日本酒を頼みたい。大将と女将さんお二人からは「ご飯、海苔もお代わり言ってね。沢山食べてね。」と優しいお言葉が。美味しくて、普段あまり食べないご飯、海苔、ついでにワサビもお代わりしてしまいました。
最後は煎茶をかけて。海苔とワサビもたっぷり入れて。 茶漬けは、魚本体よりも漬けの出汁が混じったお茶が最も魅力だと感じています。 お茶出汁、海苔、ワサビ、ゴマが渾然一体となり・・・あ〜幸せな味だわ。
“すいか”
デザートは「実家ですか!」と言いたくなる大きさで食べ応え十分! 今年初すいかでした。
最後は”水ようかん”まで出していただき、大満足。黒文字の楊枝もよいですね。
あ味、お店の雰囲気ともに好みで、一気にファンになってしまいました。 夜のおまかせコースは¥20,000以上するのですが、昼は同じものが¥16,000でいただけるそう。 こちらの鱧料理とか凄く食べてみたい! 以前お伺いした老舗和食店”はち巻岡田”さん同様、日本酒はマスト。酒と料理の調和を楽しみたいお店ですね。 また必ずお伺いいたします。ごちそうさまでした!
お腹いっぱいになり、階段を下りるとネコが3匹仲良くじゃれあっており、癒される。美味しい料理店が沢山ある路地裏はネコたちにも魅力のようですね。次回はぜひ夜にお伺いしてみたいと思います。ごちそうさまでした!