てんぷら 近藤|銀座で食す絶品野菜天ぷら/the 406th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」406日目、本日は天ぷらです。ミシュラン2つ星、世界で最も有名な天ぷら店と言っても過言ではない1991年創業の銀座の名店「てんぷら 近藤」にお伺いいたしました。
場所は銀座5丁目、並木通り沿い、坂口ビルの9階です。
和食の「小熊」、フレンチの「トトキ」が入っているビルです。
のれんの字は作家の池波正太郎氏によるものだそうです。
ランチは¥6,500からありますが、本日は・椿コース ¥8,500(w/o tax)をお願いしました。
先付けは・もずく酢
のどごし良く酸味がさわやかです。続いて天ぷらがスタート。近藤大将が手際良く天ぷらを揚げていく様子を見ているのも楽しいです。
・クルマエビ × 2、アスパラガス
プリプリで甘くて美味しいクルマエビです。近藤さんの定番といえるアスパラガス、本日はメキシコ産、日本のものに比べると味が弱いですが十分美味しいです。
・ユリ根(追加)
やや大ぶりでホクホク感が凄いです。近藤さんの天ぷらは噛んだ瞬間にフワッと蒸気が揚がるのも特徴です。この時期の絶佳。
・ハス、キス、ばってん茄子、つぼみ菜
ばってん茄子は熊本の小ナス、小さいですが糖度が高くてとても甘いです。「天ぷらは蒸し物」と言う近藤大将、薄い衣に凝縮された旨みと甘みが素晴らしいです。厚みのあるキスは江戸前、初めていただくつぼみ菜は爽やかな食感と味ですが、ほのかな渋味が心地良し。
・カワハギ
中央に肝をはさみます。しっとりとした白身、トロトロの肝が甘さ十二分で絶品です。
・シラウオ、小タマネギ、アナゴ、そら豆(追加)
シラウオは宍道湖、走りのそら豆は鹿児島県指宿(いぶすき)産。アナゴは江戸前です。
・ニンジン(追加)
30分以上かけて揚げる極厚「さつまいもの天ぷら」と並ぶ名物が「にんじん」、桂剥きを細切りにしたニンジンが一瞬でこの形に、高い技術を感じさせる逸品はもはや芸術。体に優しい激旨スナックです。
最後のお楽しみは・かき揚げ丼(天茶も選択可能)、赤だし、お新香
ごく上品の天たれ、プリプリの小エビと貝柱のバランスが最高です。美味。
デザートは・マンゴー
季節外れのようにも思えますが、水々しくて美味しいマンゴーでした。
もともと魚が中心だった江戸前天ぷらに大胆に野菜を取り入れたのが近藤大将。それだけに魚介はもちろんですが、種類豊富で甘みたっぷりの野菜が「てんぷら 近藤」の魅力です。食後、大将に聞かせていただいた素材や料理などに対するこだわりも印象的でした。惚れますね(小さい声で早口でお話しされるので、半分しか聞き取れませんでしたが。。。!)
ランチは2回転で12時or13時30分スタート、ゆっくり食べたいなら2巡目、またカウンターは2つありますので、近藤大将に天ぷらを揚げてもらいたい場合は予約時に指定するのがお勧めです。美味しい天ぷら、ありがとうございます。またお伺いいたします。ごちそうさまでした!
「てんぷら 近藤」について詳しくはウェブサイトをご覧下さいませ。
お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。