わ道行|素材が美味しいフレッシュな和食店/the 544th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」544日目、本日は和食、2021年3月31日にオープンした「わ道行」にお伺いしました。
銀座6丁目、泰明通りと数奇屋通りの間の小道沿い。
数寄屋通りからですと花屋(銀座ガーデン梶)の隣のこちらの小道です。
素敵な老舗雑居ビル「悠玄ビル」の1階。
小さいですが、ちゃんと看板も出ています。
L字型カウンター7席のみの清々しい店内。親方お一人で切り盛りされているので丁度良い大きさ。
和食の名店「銀座 座屋(いざりや)」で修行されていたという駒井親方はなんと28歳!驚くほどお若いですが、最近の和食、寿司店は20代で独立される方が増えている印象です。
メニューはおまかせコース1本のみ。本日は・ランチコース ¥10,000(夜のコースは¥13,000) を事前に予約してお伺いしました。
・噴火湾産毛ガニ、セリ、ワラビ
毛ガニが美味しい季節がやってきました。野趣味のある山菜、セリ、爽やかなジュレと合わせて。
・蒸しアワビ、生バチコの炙り、鯖棒寿司、能登もずく酢
千葉県大原産のアワビは肝ソースと合わせて。お酒に合う料理ばかりですが、緊急事態宣言発令のため日本酒が飲めないのが残念過ぎます。。。
・桑名産ハマグリの吸い物
柚子の花を浮かべて。とても肉厚でブリッとした旨味のあるハマグリ、滋味深いお出汁も美味しいです。
・青森産ヒラメ、余市産あん肝ぽん酢
ヒラメは10日間熟成して、ごくごく落ち着いた味わい。コクのあるあん肝ポン酢と良く合います。
・ホタルイカの沖漬け
こちらも日本酒が飲みたくなる料理。肝の苦味がツルッとした喉越しが堪りません。
・銚子産キンメダイの酒塩焼き
身もふっくら、程よく脂が乗ったキンメダイ。皮まで美味しい。
・静岡産アメーラトマト
親方の出身地である静岡県西伊豆で昔ながらの製法で作られている塩がかかっているのですが、甘いトマトと良く合い、とても美味しい。甘みのある塩だそう。
・土鍋ご飯
高知県の香り米、信楽、雲井窯の中川一辺陶氏の土鍋で。その名の通り香りの良いお米です。
・白飯、ちりめん山椒、マグロの大和煮
ご飯だけでも美味しいですが、もちろんご飯のお供と一緒にでも。
・中トロ漬け
マグロの仲卸で超有名な「やま幸」のもの、能登で揚がった156キロのマグロだそう。ご飯乗せてマグロ丼、美味しいに決まっています。お茶碗3杯分いただき完食、お腹も満たされました。
・静岡茶のプリン
最後は優しい甘みのすっきりしたデザートと静岡茶をいただきました。
「わ道行」という変わった店名ですが、「わ」には「和」「輪」「我」の3つの漢字がかかっているそうです。「良い素材を仕入れ、シンプルな調理を心がけている」とおっしゃていましたが、その通りのお味。この時期の旬、走り、名残の食材、大変美味しくいただきました。現在和食店の価格は高騰しておりますので、特に夜の価格はリーズナブルに感じるくらい。まだお若いので、今後の変化も楽しみです。またお伺いさせていただきます。ごちそうさまでした!
お立ち寄りの際はトリプルにも遊びに寄ってくださいませ。