銀座いしはら|モツが絶品、ニュースタイルの焼肉店/the 543th day
銀座の美味しい飲食店を巡るグルメブログ「銀座6丁目美食日記」543日目、本日は焼肉です。2021年2月9日にオープンした「銀座いしはら」にお伺いしました。
銀座8丁目、並木通り沿いの雑居ビル「第2ポールスタービル」の4階。
店内は居抜きでしょうか、お世辞にも綺麗とは言えないですが、使い込まれたインテリアの温もりと清潔感あり。個室は無く、L字型のカウンター5席のみ。席数が少ないので貸切利用もしやすそうです。
カウンターの前のケースにお肉が並んでいたり、焼いた肉を置く陶板が置かれていたり寿司屋のような雰囲気が面白い。
通常夜のみの営業ですが、ゴールデンウィーク限定(5月9日、日曜日まで)で提供されていた・焼肉75分食べ放題ランチ ¥6,800 をいただきました。
・コムタンスープ、もち米の俵型お握り、キムチ、とうもろこし
お肉を食べる前に胃を整える目的もありそうな、モヤシが沢山入ったスープと和食の強飯のようなイメージのお握り。旨味濃いスープが美味。続いて焼肉。
・タン、タン中
滋賀県の近江牛専門の焼肉店で15年ほど修行されたという石原さんが、目の前の無煙ロースターでどんどんお肉を焼いてくれます。自分で焼かなくてもよい焼肉、焼き加減も抜群で楽ちんで最高です。
・コプチャン、ブリスケ、ヒウチ、ギアラ
特筆すべきは内臓の美味しさ。内臓は毎朝、一頭分を送ってもらっているとのこと。鮮度と処理、身元が重要なモツですからその仕入れ方は素晴らしい。当然臭みなどは全くなく、あのガム的な感じもありません。「モツの地位を高めたい!」と仰るだけあり強いモツ愛を感じます。モツが苦手という方でも美味しくいただけるのでは。
・イチボ、ミスジ、近江黒鶏(おおみこっけい)モモ、近江牛タンツラ
焼肉の超定番カルビ、ロースは使用しないそうで、美味しい希少部位が沢山。途中の鶏肉、モツのアクセントも良い。
・近江牛ハラミ、ハチノス
近江牛のハラミ、味が濃いですが、脂とのバランス良く美味。牛の胃袋系の中ではハチノスが一番好きかも。
・センマイ、ハツ、ツラミ、ウチモモ
1名でお伺いしましたが、色んな部位を少しずついただけるのがとても嬉しい。食べ比べると味の違いも良くわかります。
・トウガラシ
腕の部分のお肉、赤身肉ですが、サシもしっかり入っており甘味たっぷり。お肉はここまでで一巡ですが、75分食べ放題ですので、もう一回転はいけます。椀飯振舞いが過ぎるのではと心配になるくらいです。素晴らしい。
・いしはらさん家のモツだんご
最後は「銀座いしはら」のスペシャリテ。黒毛和牛ホルモンと挽き肉のキャベツ巻き。産地直送という黒文字の枝の寛容な香りも素晴らしく絶品。
お店は石原さんと女将の2人で切り盛りされていますが、お二方ともお若くて明るく、とても居心地の良いお店です。焼肉はあまり行きませんが、味、ボリューム、価格共に大満足でした。またお伺いさせていただきます。ごちそうさまでした!