銀座ハプスブルグ ファイルヒェン|優雅なオーストリア料理/the 37th day
2017年12月記載)印象がすごく良かったレストラン、5年ぶりのお伺いです。本日はメインが2品選べる・フルコース ¥7,700(サ別10%)をお願いしました。
・キッチンからのご挨拶 スコティッシュサーモンの燻製、セロリのサラダ
ピリッとしたホースラディッシュのサワークリームが美味しい。
・カイザーゼンメル
オーストリアの伝統パン、凄い好き。外はカリッと中は真っ白でしっとり。 すっきりしたお味で料理ソースとの相性も抜群です。お代わり無料!
・オーストリアの伝統的なオードブル盛合せ スズキのフリット、菜彩鶏の胸肉、佐助豚オーブン焼き、スペック(生ハム)と黒ゴボウのサラダ
最上質な洋食という感じの、親しみやすい前菜たち。生ハムの下の黒パン、スズキのタルタルソースが良い感じ。「オードブル」という響きがグッド!
・ウィーンのコンソメスープ、キノコのショーベルを浮かべて
クラシックな見た目も素敵。コンソメをたっぷり吸ったマッシュルーム味のショーベルが絶品。
・軽く燻製したサバのソテー、レンズ豆のラグーとパプリカソース
メインはこちらの魚料理、鶏、豚の3品から選べました。やはりお肉料理が美味しいので、肉2品のチョイスでも良かったかもしれません。
・佐助豚頬肉のグーラッシュ、ノッケルンと共に
とても柔らかく煮込まれた頬肉はとろける幸せなお味。もちもちニョッキのノッケルンはソースと絡めて美味!
・ケーゼトルテ、リンツァトルテ
オーストリアの伝統ケーキ。まったり酸味が心地よいチーズケーキ、スパイスとラズベリーの重厚なリンツァトルテも好みでした。
最後は・クッキーと美味しい・コーヒーで。
天井の高い店内はテーブルの配置もゆったり、クリムトの絵が飾られていたりと高級感たっぷりですが、フレンドリーなサービス、ちょっと素朴で親しみやすいクラシックな優しい料理のバランスが素晴らしく、コストパフォーマンスも良好。
最初の好印象は2回目で、さらにアップです。 今度は4年も開けずにお伺いいたします。ごちそうさまでした!
以下2012年10月記載
こんにちは、トリプルです。銀座の美味しい飲食店を巡るグルメグログ「銀座6丁目美食日記」、37日目です。
本日は初のオーストリア料理です!オーストリアの伝統的な宮廷料理を提供する「銀座ハプスブルグ・ファイルヒェン」さんにお伺いいたしました。
場所は銀座7丁目、「H&M」の正面、その名の通り緑色のビル「銀座グリーン」の7階です。
ランチは¥5,250のコースのみ。まずはこちらから。
Amuse ・カキフライ タマゴのソース、キャベツのサラダを添えて
カキフライというかカキフリット。小麦粉で揚げてあります。 プリプリの兵庫県産のカキ。美味しい。期待が持てます。
コース料理以外にお勧めされたコチラもオーダーしました。
・梅山豚の骨付き熟成ハム ウィーナーバインシンケン ¥945
幻の豚と呼ばれる茨城県産の梅山豚-メイシャントン。 その場で切り分けて頂きます。
メープルの甘味を仄かに感じるマスタードソースで頂きます。
驚くべきほどの香り。そして自然な甘味、深い味わい。 歯ごたえも十二分。こんなパワフルなハムは初めてです!
・オーストリア伝統的なオードブル盛合せ
真ん中から時計回りに「イワナのムース、鶏胸肉にパセリとパプリカソースを添えて、 目玉焼きを乗せたハンバーグ、サーモンのマスタードソース添え、サツマイモのスープ」 どれも洗練されており、美味。奥のサツマイモのスープがツボでした。 小さい目玉焼きが可愛いです。
・南瓜のクリームスープ シュタイヤーマルク風 パンプキンシードオイルの香り
表面に薄く乗っているのがオーストリア名産のカボチャの種子のオイル。 焙煎したナッツのような香りとでもいいましょうか、最高に食欲をそそる香ばしさ。 そして濃厚ながらも舌触りの良いスープ。 カボチャの歯ごたえさえも感じさせる「食べるスープ」です。
・カイザーゼンメル
オーストリアの伝統的なパン。 外はカリカリ、中はフワフワ。奥のクリームチーズがまた美味しいんです。
続いてメイン。+¥945でマンガリッツァ豚を使ったお料理に変更。 マンガリッツァ豚はハンガリーの固有種で、一時は絶滅を危惧され、2004年には国宝に指定されています。 毛むくじゃらなこんな豚です。
しかし、このファンキーな外見に似合わぬ、素晴しいお味です。
Main ・ハンガリー国宝マンガリッツァ豚のグーラッシュ(=シチュー)、アイヤーノッケルンを添えて
豚肉とは思えないほどの繊細でまろやか、そして上品なお味。 フォークで優しく触れる崩れるほど柔らかく、ホントとろけます。 先ほどの梅山豚とは真逆のテイスト。非常に「雅」です。 ソースと絡めて食すアイヤーノッケルンというツルツルしたショートパスタも美味。
Dessert ・リンゴとケシの実のクーヘン シナモンの香り
マンガリッツァに伸されて、写真を取り忘れるという失態をおかしたため2回食べました! ケシの実のプチッとした食感と、リンゴの甘酸っぱさが絶妙。シナモンたっぷりのアイスも美味しかったです。
そして最後に嬉しい Petit four ・レールケン
鹿の背中を模したケーキで、本来は丸いのだそうです。 中はスパイスケーキ。気が利いてます。 どれも素晴しく手が込んでおり瀟洒なお料理でした。ごちそうさまでした!
美しいクラシックが流れる荘厳な店内です。
テーブルもゆったりと配置された耽美な空間。 非常に丁寧で序品でありながら、親しみのあるサービスも完璧です。
「銀座ハプスブルグ・ファイルヒェン」さんについて詳しくはウェブサイトをご覧下さい。
お立ちよりの際は是非トリプルにも遊びに寄って下さいませ。